中小企業のテレワーク事情
2020年3月中旬、社長に呼ばれ聞かれた。
「うちだけど、テレワークできる?」
2020年1月末から、新型コロナの感染拡大がはじまり、あっという間に、これまでの働き方を変化させないといけなくなったのは、どこも同じかと思います。テレワーク、つまり会社に来なくても業務を継続できるかってことですが、業態によって、全く異なるかと思います。
幸い、うちの場合、業務内容的に自宅でもできる業務内容だった。ただし、会社として、テレワークの準備を何かしていたのか?というと、何もしていなかったというのが実情でした。
ただ、幸いというか楽に仕事をするために、自宅から仕事もできる環境を構築していたので、これを全員に当てはめることで、なんとかなるという見込みがあったので、なんとかなるかなぁと思っていました。
さて、テレワークをするとして、必要になるツールは、リモートアクセスツール、次にコミュニケーションツール、最後にそれらツールを社員が自宅で使えるか?ということでした。
リモートアクセスツールは、いくつか種類がありますが、時期的に緊急事態宣言がいつ出されるのか分からない状況でしたから、導入に時間のかからない、リモートデスクトップツールを各端末に導入して、会社の端末をそのまま自宅から操作するというのが容易ということで、これに決定。
そのリモートデスクトップツールですが自分が利用していたということで、下記のツールを導入しました。
・TeamViewer
次は、コミュニケーションツールの選定ですが、SlackとChatworkのどちらかにしようと思っていたのですが、こちらに関しては業務で既にChatworkを利用していたこともあり、Chatworkで決定しました。
その他にもLINEやFacebookメッセージなども候補にありましたが、私用で利用している人が多かったので、業務利用とは明確に分けた方が良いということで却下しました。
Chatworkですが、全体グループと業務ごとのグループに分けて運用していますが、全てのグループに社長と役員を含めています。業務の進捗、内容把握というよりも仕事が進んでいるという安心感を社長と役員に与えるためです。社長と役員にはリモートワークの見える化、社員には報連相の省略、と説明しました。(笑)
最後が、PC端末と通信環境の準備です。PC端末に関しては、さっきの相談を社長から受けた直後に購入許可をもらい、DELLでノートPCを一括発注しました。動作スペックはもちろんですが、最優先は納期でした。同時期に同じことを考える企業が多いので、納期は4月ですとかなると、目も当てられないから。(笑) その他費用ソフトのライセンスも。
通信環境は、ポケットWi-Fiの手配ですが、レンタルを選びました。この時期緊急事態宣言がいつ出て、いつまで続くとか分からなかったのと、とにかくキャリアとの契約は縛りが多くて面倒だったので。(笑)
ということで、全ての環境が3月中にそろい、4月1日から順番でテレワークテストを実施していると、7日に緊急事態宣言が発令、なんとかギリギリ間にあわせたというところでした。
さて、全員テレワークといきたいところですが、リモートデスクトップツールを採用したので、会社の端末が不調になると業務出来ないということになるので、再起動要員として、また、電話とFAXをどうするのかという問題が残っていたので、少なくとも1名は出社という体制でした。
後日、自分が出社担当の日に分かったのですが、社長と役員ですが・・・
ほぼ皆勤出社していました。(笑)
経営層は大変・・・
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