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英国湖水地方214名山
日本には文筆家で登山家だった深田久弥が選んだ有名な「日本百名山」があります。
ここイギリスの湖水地方にもガイドブック著者でイラストレーターで登山家だったAlfred Wainwright(アルフレッド・ウェインライト)が選んだ有名な214名山があります。
その名も「Wainwright Fells(ウェインライトの山)」。湖水地方では山や丘をFellと呼びます。
ウェインライトの著書で最も有名なのが、これら214山を詳細に記した全7巻の「Pictorial Guide to the Lakeland Fells(湖水地方の山・絵入りガイド)」です。山登りに行く時には必ずスマホでその山のページの写真を撮って持っていきます。現地でとても役立ちます。
ウェインライトの山の中で最も低い山はCastle Crag(キャッスル・クラッグ/290m)、最も高い山はScafell Pike(スカーフェル・パイク/978m)です。日本の山と比べるとイギリスの山はとても低いのが分かります。
214名山のリストはこちら↓
〜湖水地方の自然用語集(A-Z)〜
山の名前や地名にも用いられているため、その土地の特徴を知るのにとても役立ちます。
beck(ベック): 小川
cairn(ケーン): 山頂や道を示す石の山
crag(クラッグ): 険しい岩山
dale(デール): 大きな谷
dodd(ドッド): 丘の丸い頂上
fell(フェル): 山または丘
how(ハウ): 丸い丘
knott(ノット): 岩の多い丘
mere(ミア): 湖
moss(モス): 湿地帯
pike(パイク): 尖峰
rigg(リッグ): 尾根
scree(スクリー): 小さな石や岩で覆われた斜面
tarn(ターン): 山の中の小さな湖