見出し画像

【デュエプレ】AD最強?オトマキリコ・アンプラウドの構築考察



前置き

①現環境最強?キリコアンプラウドの理想の進化元


デュエルマスターズプレイス第28弾環境、皆様楽しんでいますでしょうか?
今弾は何といっても、デュエル・マスターズの歴史を語る上では欠かせない

蒼き団長 ドギラゴン剣

銀シク格好良すぎではないか?

百族の長 プチョヘンザ

何でもかんでも美少女化するのは節操が無さすぎではないか?

これらの目玉カードがなんと無調整で実装されたということで、新弾リリース前から
運営壊れたのではないか?
環境を荒らし過ぎではないか?
こんな声が多く耳に入るような状態でした

しかし、これらの事前評判を覆したのが、
デュエプレ長期勢ならお馴染み、
紙の歴史を知り尽くした運営特製のオリジナルカード

許される?

神歌の歌姫 キリコ・アンプラウド(以下キリコ) です。
余りにも緩すぎる進化元、安定感抜群の踏み倒し能力、久々の登場ソウルシフト…
余りにもオーバースペックなフィニッシャー性能で、
発表当時から多くのデュエプレ民に戦慄が走りました

このカードの進化元として真っ先に注目されたのが、
ボルバルザーク・エクス

久々の環境入り

登場時にマナを回復し、キリコをソウルシフト7軽減の6コストで出せる、
まさにキリコの為に生まれたようなデザインで、

5マナリュウセイホールでリュウセイカイザー1ブースト、

リュウセイカイザーのコストアップがここにきて生きるとは…


除去をされても次のターンでエクス・キリコの組み合わせが炸裂する、あまりにも無法な動きができるデッキとして、注目を浴びました



しかし、そこはAllDivisionのカードプール、すぐさま対抗策が講じられます

今になってこんなに環境で見ることになるとは…


踏み倒しには踏み倒しメタクリーチャー、とりわけ
ウソと盗みのエンターテイナーに注目が集まりました
①ドギラゴン剣から踏み倒して出せること
②リュウセイホールでの処理が不可能であること
③キリコだけではなくドギラゴン剣ミラーにも有効に働くこと
これらの点から、本カードを搭載したドギラゴン剣がキリコデッキの対策
として鉄板となり、


「キリコ相手にはメタクリ立てておけば安心」


がプレイヤー間の共通認識として浸透していきました。

これに対してキリコ側はどう対抗すればいいでしょうか?
リュウセイホールでは処理ができず、キリコを使うためには別途メタクリを除去する手段が必要、
高速化する現在の環境では、そのためだけに1ターンを消費していてはゲームに勝てない…


「メタクリーチャーを除去した上で、除去したターンにキリコに進化できるカード」が求められます

でもそんなカード本当にあるのかって?




















あ り ま し た。



②爆誕、オトマアンプラウド

まさかの大躍進

牙英雄 オトマ=クットは今のADキリコデッキを最強たらしめる1枚となりました。

〇効果一覧
ガードマン
■Wブレイカー
■マナ武装 5:バトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに自然のカードが5枚以上あれば、自分の使用可能マナを7回復する。
エクスと同じ効果じゃん!
■バトルゾーンに出た時、相手のドラゴンでないクリーチャー1体をマナゾーンに置く。
メタクリ除去できるじゃん!!

従来のエクス+キリコにメタクリーチャー除去が同封マナ回復もターン1制限が無く、キリコから出ても強いという、まさに死角が無い、法外なパフォーマンスを発揮してくれます

オトマとキリコはズッ友だょ…(たぶん近いうちに引き裂かれる)


ドラゴン以外をマナに送る能力に関しては、
今の環境で刺さるカードは以下の通り

ドキンダムも除去できる



下の動画を見て頂くのが一番手っ取り早くこのデッキのヤバさを実感できると思います


本記事では、筆者がランクマッチで用いたデッキリストをもとに、
「水自然オトマアンプラウド」のデッキ構築の考え方
採用候補カードの紹介をしていきたいと思います。

(以下、ですます調→だ・である調にて統一)

デッキ構築論

①自然文明はデッキに何枚入れればよいか?

オトマ=クットを使用する上で気を付けなければいけないのが、
マナ回復の条件が「マナ武装5:自然」である点

この条件を達成するために、必然的にデッキの大半を自然文明で構築することになる

シンプルに考えるとこう
「オトマ=クット→キリコができる7マナ到達時に、マナに自然文明のカードを5枚以上置く」

よって、5/7×100 = 71.4%
40×0.714 = 29(小数点以下切上)

デッキ枚数に対して、29枚以上を自然文明で構築すれば、7マナ到達時のマナ武装条件達成がある程度期待できると言っていいだろう

ただし、この計算は多色濁りやオトマ、キリコ等キーパーツの手札確保を考慮していないため、厳密に考えるならば+αで1~2枚の自然文明が必要になる

【12/8更新】

手札にオトマクット+キリコを揃えた場合を考慮するならば、2枚は余裕を見るべき

ここで冒頭のリストに戻る

自然35枚、多すぎない?

このリストの自然枚数は先ほどの考え方で言うと過剰に感じる方がいるかもしれないが、きちんと理由がある

「ミラクルとミステリーの扉」を採用しているからだ

このカードを手打ちで使ってオトマ=クットが出る際にマナ武装5を達成しておきたいため、
5/6×100 = 83.3%(34枚)
安全側を見て+@1枚の35枚を自然文明とした



大事なのは、以下のスタンスでデッキ構築を行うこと
①大雑把でいいので確率を求める
確率はあくまで参考として捉え、最後は自分の経験と感覚で細かい調整を行う

キリコデッキだけではなく、他の色んなデッキを作る際にも、上記の考え方は自分の中で指針としている

まとめ
デッキの自然文明は31枚前後、ミラミス採用型なら34枚前後を目安にしよう


②フィニッシャーは何を搭載すればよいか?

キリコから出して強いカード達

上記が筆者の考えるキリコから出して強いカードになる
全てを取り上げるのは面倒なので、順位をつけて解説する

1位 「修羅」の頂 VAN・ベートーベン 2~3枚

ほぼ確定枠

コマンド&ドラゴンを場に出すことなく封殺できるVANを最上位とした
このカードの強さは「現環境の最新ギミックを軒並み封じることができる」ことにある

特筆すべきは、ボルシャック・ドギラゴンによる禁断カウンターに対する唯一の対抗手段であることで、キリコデッキの強さを決定的にしているのはこの利点があまりも大きい

普段はあまり意識することのないエターナル・Ωもキリコの登場時能力で手札に戻してCIPの再利用ができることから無駄がない

後述する完全不明と組み合わせる上でも、盤面の一掃効果は非常に相性が良い

総じて、現在の環境への刺さりが非常に良い上に、効果の利活用がしやすい点から1位とした

当初筆者はこのカードの強さに気づかず、キリコから出てCIPが発動しないこと、無色カードであることを嫌って採用を敬遠していたが、くまモン氏の動画を見て考えを改めた

予測可能回避不可能の理不尽ギミック、禁断カウンターを防げるなら入れない手はなく、ほぼ確定枠だと考えている

2位 完全不明 2~3枚

ただで出していい性能じゃない(白目)

相手に行動を許さない強力なロック性能に加えて、水文明の単色であることが大きい

水文明のカードがほぼ水自然の多色である本デッキにおいて、序盤に迷わずマナにおいていいこのカードの存在はとても貴重

唯一、自分のシールド0枚で相手のクリーチャーを除去しきれなかったときには効果が活きないが、裏を返せばそれ以外の状況ではほぼエクストラターンを得られる

キリコで展開した後に更にマナを貯めて後続を出したり、オリオティスジャッジ回避までの時間稼ぎができ、より安全な状況を作ることに大きく貢献できる本カードを2位とした


3位 牙英雄 オトマ=クット 4枚

ターン1制限、なし!

キリコから出てマナを回復して更に除去を飛ばすことができる万能カード
完全不明のロック効果を活かすうえでも確定除去がついているのは強力

回復したマナでフェアリーシャワーやライフプランチャージャーを打っても良し、ミラミス搭載型ならさらなる展開を狙っても良し、タイタニスで次のターンにキリコガチャに再チャレンジする準備をしても良し

言うことなし!馬鹿!


4位 剛撃霊樹 タイタニス 2枚~3枚

キリコにハンデスが効かないのは駄目だろ!

今までの「コンボデッキはハンデスに弱い」の常識を覆した1枚
「ライフプラン・チャージャー」や「吸い込む」等で相手にマッドネスがあることを見せつけながら手札に加えれば、ハンデス相手はほぼ完封ができる

オトマ=クットとセットで出ることで使用可能マナを回復しながら手札を整え、盤石の布陣を築くことが可能

基本的にキリコの展開を終えた後で使用するカードの為、採用枚数は2枚が限度と考える
12/8追記
最終的に筆者の結論は3枚採用となった

ミラミス採用の場合、トリガーで受けに働かない点は注意


5位 龍聖霊マギア・デル・フィン 2枚

守護者カード夢の共演

呪文封殺を行うなら本カードが筆頭
序盤のマナブーストである程度墓地に呪文が用意できるため、キリコで展開する頃には安定して呪文の封殺効果が使える

フィニッシャー候補で数少ないブロッカーである点も魅力
完全不明とセットで出ることでかなりの強度を発揮してくれる

光文明はこの1種類のみの採用になるため、手出しを考慮して2枚は入れておきたい


番外1 アマテラスサファイアセット

懐かしみのある組み合わせ

原初キリコの王道の組合せ
キリコが出たターンに勝つことに重きを置いたフィニッシュ手段
アマテラスは手打ちで使っても使い勝手が良く(呪文が探索である点は愛嬌)、完成度の高い組み合せと感じる

フィニッシャーが2枚で完結すること長所かつ短所
自由枠を多く確保できる一方で、盾落ちや山札の偏りによるリスクは覚悟しなければならない

禁断カウンターによる負け筋が気になるも、シールド焼却効果により相手の手札を増やさないため、実はそこまで脅威ではないのかもしれない

番外2 ミラミスセット

理不尽

ミラミス採用型の場合の採用したいカード
サイクリカはミラミスを使い回すことで、更なる盤面形成を狙える
オトマクットと一緒に出るとサイクリカの効果で打ったミラミスを追加でもう一度打てるため、非常に強力
ヴィルヘルムは除去+マナブーストでミラミスから出る受け札としての期待ができ、かつ、キリコで出た時に完全不明のロック完成に貢献することができる
ミラミスのヒット率、採用可否に関しては後日考察を追記予定


以上がキリコのフィニッシュ手段として採用したいカードの解説となる

どれが正解、という解答は明確には存在せず、環境での立ち位置、対策したい事象に応じて組み合せを調整することが、キリコデッキで上位進出を目指す上で鍵になると考える


まとめ
・環境に応じてフィニッシャーの構成を調整しよう、ただしVANは必須級
迷ったらサファイアワンショットも全然あり


〇一覧(おすすめ太字)
ギミック封殺:VAN
盾焼却:サファイア、ダイハードリュウセイ
呪文封殺:マギアデルフィン、スペルデルフィン、ナンバーナイン、Gイズモ
STクリーチャー封殺:ワルドブラッキオ、ドラゴ大王、5000GT
EXターン:完全不明、鬼丸覇
ドローソース:タイタニス、サイクリカ
ハンデス:ニコル・ボーラス、デス・シュテロン
SA付与:永遠のリュウセイカイザー、メテオライトリュウセイ、ヴィレム海舟
タップイン強制:永遠のリュウセイカイザー、プチョヘンザ
踏み倒しメタ:フォーエバープリンセス
除去:ヴィルヘルム、アカシックセカンド、モーツァルト

③初動の構成はどうするべきか?【12/8更新】

初動候補

(1)2コストブーストカード
 フェアリーライフ4枚、ピクシー・ライフ4枚の8枚は確定枠
 2ターン目に使用できる確率を担保するために鼓動する石板を1~2枚
 
参考に、2コストブーストカードを先攻2ターン目にプレイできる確率は
 採用枚数9枚80.8%となる

複数のカードのドロー・デッキ存在確率より
https://yazirusis.com/calc/probability.html
確率を出したいときにかなり重宝するHP

採用枚数8枚の場合76.3%採用枚数10枚の場合84.5%となる
これらを参考に、あとは好みで枚数を調整しよう

筆者は確率80%前後を再現性の担保できる目安として考えているため、
2コストブーストカードの採用枚数は9枚とした

(2)3~4コストブーストカード

この2枚が本当に強い

1.フェアリー・シャワー 4枚
手札、マナの色調整、デッキ内の水枚数の確保、Sトリガーでのカウンター性能と、文句なしに4枚採用確定のカードだろう
2ターン目ライフ→3ターン目シャワーを先攻でプレイできた場合には、
遅いデッキ相手にはほぼ勝ちを確信する程の安定感を得られる

2.ライフプラン・チャージャー 2~3枚
フェアリー・シャワーより更に広範囲でオトマクット・キリコをサーチできる手段であるとともに、山札4枚を把握できる点が非常に強力
キリコで出したいクリーチャーをデッキボトムに送ることで、キリコ登場時の出力をある程度予測できるのがありがたい
また、環境で増えてきているメタカード、キクチカレイコがバトルゾーンにいる時でもマナブーストができる点は、他のブーストカードにはない魅力

こいつ立ててハンデス連打されるのがキリコは一番きつい

可能であれば4枚採用したい強力なカードなのだが、
先述のフェアリー・シャワーの採用を最優先した上で、デッキの枠に応じて枚数を調整したい

3.豊潤フォージュン 不採用

不要

このカードを入れる枠をライフプラン・チャージャーや2コスト初動に回した方が強い為、今回は不採用
3コストブーストの価値が高い5Cならともかく、青緑のシンプルな2色を基盤とする本デッキで、このカードを採用する価値は薄い

4.結論

初動15枚を最終結論とした

上記を筆者の最終的な結論とした
先攻2ターン目にブーストをプレイできる可能性は約80.8%
先攻3ターン目にフェアリーシャワー、ライフプランチャージャーをプレイできる確率は約56%となる
こうやって見ると、2→4で最善の動きができる可能性は思っていた以上に低いが、これはあくまで理想値であり、
2ターン目ライフ、3ターン目ライフor4コスト初動を想定した場合は約78%程度まで確率が上がるため、2→4の再現性はある程度担保できている

本デッキはオトマクットを召喚できる7マナ到達を目標としており、2→4で動いた後の4ターン目に1ターンの空白ができる
この空白期間で何ができるかが、本デッキの肝と言える部分になるだろう

まとめ
①初動は2コストブースト9枚+4コストブースト6枚が基本
 枠があればどちらかに1枚追加を検討したい
②豊潤フォージュンは不要

④トリガーは何を採用すべきか?【12/8更新】

①~③で暫定の確定カード

ある程度デッキの基盤が固まってきたところで、次はS・トリガーの採用について見ていきたい 
採用候補は下記の通り

トリガー採用候補

前述のブースト枠でフェアリー・ライフ、フェアリー・シャワーの8枚は確定、受けに働くトリガーとして残りを検討していく

全トリガー入場!

1.ドンドン吸い込むナウ 2枚~3枚

青緑基盤、吸い込む、何も起きないはずがなく…

青緑基盤の定番トリガー
登場から2年経っても相変わらず強いカード
ライフプラン・チャージャーと同様に山札4枚を把握できるため、
キリコの出力把握としての役割も申し分ない
「コッコ・ゲット」や「コッコルア」などの環境で使われている強力な初動に対して、手札を整えながら1ターンを稼げることも魅力的
ただし、水文明単色カードである点は長所であり短所
本デッキの最重要課題は「オトマクットのマナ武装5達成」にあるため、
何も考えずに4枚採用していいカードではない

2.古龍遺跡エウル=ブッカ 4枚

緑基盤最強のトリガー

マナ武装5の達成はオトマクットの採用と方針が一貫しており、候補カードの中では最有力となる
ただし、成長バスターを始めとする、早期に盾を割り切りに来るデッキに対して有効に働かない点は注意
ミラーマッチではこのカードの存在が勝敗を左右することが頻発する
後述する「罠の超人」との兼ね合いになるだろう

3.調和と繁栄の罠(神聖で新生な霊樹)1~2枚

トリガーには期待しない

S・トリガーとしてというよりは、「マナ武装達成兼光マナ要員」としての側面が強い
龍聖霊マギア・デル・フィンを採用する場合のセット採用となる
デッキの光文明の枚数を増やすことで、キリコ展開後のマギア・デル・フィンの手出しをしやすくする潤滑油的存在
忘れた頃にたまに役に立つ場面もあるが、あまり枚数を割くべきカードでもない

4.ミラクルとミステリーの扉 後述

5.罠の超人 4枚

盾から出たらゲームに勝つと書いてある

S・トリガーで出ることで返しのターンに4マナでキリコを出せる、対成長バスターに対する最大の爆弾カード
本デッキに採用するS・トリガーとしては文句のつけようのない性能をしているが、キリコの展開時にノイズとなる点、盾から出る以外に出番がない点は無視できないデメリット
手打ちのしやすいエウルブッカ、盾から出たら勝つ罠の超人のどちらかで好みの方を採用しよう
特定のカードを4枚採用した場合に盾から1枚以上出る確率は約42%、どうしても成長バスターに勝ちたいなら4枚採用が必須だろう

まとめ
吸い込むの強さは健在
 デッキの自然枚数との兼ね合いで採用枚数を調整しよう
エウルブッカ罠の超人成長バスターに勝ちたいかどうかで採用を検討しよう、採用するならどちらか4枚採用
・龍聖霊マギア・デル・フィンを採用する場合は光・自然の多色トリガーの採用も視野に入れよう


⑤ミラミスの採用は正しいのか?【12/8更新】

問題児

筆者が本デッキの構築を考えるにあたって、最も頭を悩ませたのが、
「ミラクルとミステリーの扉」の採用可否だ

◎メリット
・オトマクットを出す7マナ到達前の空白の1ターンを埋められる
最短4ターン目にキリコアンプラウドが着地する(ミラミス→オトマクット)
・デッキの水、自然の枚数が増えるため、マナ武装5達成が容易になる

×デメリット
・クリーチャー枚数の関係上、割と外れる
・盾から出た際に相手に選択の余地を与える
タイタニスの採用が困難
・水、自然の採用枚数が増えるが、多色濁りも頻発する

総じて当たればゲームに勝つ点、キルターンを1ターン早めることができる点が「ミラクルとミステリーの扉」を採用する目的となる

☆どのくらいの確率で当たるか?

クリーチャー13枚

デッキに非進化クリーチャーを13枚採用する場合、ミラミスの発動でクリーチャーが捲れる確率は約80.8%となる

意外と高い?

意外と高いと思うかもしれないが、この確率はどのクリーチャーが出るかを考慮しておらず、実際にミラミスが有効に働くがどうかをこの数値から図ることはできない

では、次にミラミスからどのクリーチャーが出るかを計算していこう
前提条件は下記の通り

計算の簡略化の為、大型フィニッシャーは同じカードとして扱う

条件1:タイタニス(1枚)が出た際は必ずタイタニスを選ぶ
    
(ミラミスから出て一番選ばれやすいカードとして扱う)
条件2:タイタニスが捲れず、オトマクット(4枚)が出た際はに必ずオトマクットを選ぶ
    
(ミラミスから出て二番目に選ばれやすいカードとして扱う)
条件3:ヴィルヘルム、VAN、完全不明(計8枚)は出たらゲームに勝つカードとして本計算では同一カードとして扱う

(1)タイタニスが出る確率:10.0%

(2)オトマクットが出る確率:32.7%

(3)ヴィル・完全不明・VANが出る確率:38.1%

足し合わせてぴったり80.8%、大雑把ではあるが、ある程度信憑性のある数値になると思われる

次に、受けトリガーとしてのミラミスの評価を行う
受け時のミラミスのあたりとして作用するのはオトマ・ヴィルの2枚

先ほどの前提条件に加えて、下記を追加する
条件4:ヴィルヘルムと完全不明・VANが同時に出た場合完全不明・VANが選ばれる

(1)オトマが出る確率:先述の通り32.7%

(2)ヴィルヘルムが出る確率:10.7%

足し合わせて42.7%が、ミラミスを受けトリガーとして見た時の有効トリガーとして働く確率となる

罠の超人の際の説明の通り、4枚採用のカードがトリガーする確率は約42%なので、掛け合わせて17.6%がミラミスが受けトリガーとして働く確率になる

まとめると、下記の通り
(1)本デッキのミラミスのハズレ(スカ・タイタニス)は約30%の確率で起こりうる
(2)キリコを手札に抱えている状態でミラミスを打つと32.7%の確率でオトマ→キリコが決まる
 
ただし、マナ武装5の達成が前提となるため、実際に4ターンキリコが決まる可能性は更に低い
(3)3回に1回は大型クリーチャーが出る(38.1%)
(4)ミラミスは受けトリガーとして信頼できるカードとは到底言えない


上記まとめ及び、先述のメリットデメリットを鑑み、筆者は
ミラミスに採用する枠を他の受けトリガーに割いた方が強い」
を最終結論とした

⑥筆者の最終構築

超次元ブラフは甘え

以上の考察を鑑み、筆者が最終的に辿り着いた構築が上記画像となる
本記事をここまで読んでくれた諸兄であれば、本リストが今までの考察に基づき作成されていることがお分かりいただけるかと思う

①自然文明の枚数は29枚+2=31枚を確保
②マギア・デル・フィンと光自然多色カードのセット採用
③ミラミス不採用


筆者は上記のリストで、12/13現在ADレート1691
を達成することができた
正直これ以上ランクマを回すことが苦痛になってきたため、
最終レートの如何に関わらず、今期のADはこれ以上潜らないと決意している

キリコが出るとほぼ何もできなくなる不快感、最終到達点が明確なためプレイング自体はシンプルで誰でも回せることから、今後何かしらの調整が入ることは否定できないが、本デッキの構築を考える楽しさは、今までのデュエプレの歴史を振り返っても歴代随一と感じている

フルパワーで使える今のうちに味わっておきたい

2025/01 最終行けました。

12月はボーダー+4から血迷って溶かしてしまったが、1月で何とか最終に残ることができた。

環境に合わせて採用する大型を変えることで、十分上を目指せるテーマだと思うので、ナーフを食らわない限りは今後も構築を模索していきたい。


終わりに

以前デッキ解説を投稿したのが2年前の「ザビミラ刃」ですが、


久々にそれ以来のデッキが作成できたと感じており、
熱が冷めないうちに考えをまとめておこうと思い、本記事を制作しました。

皆さん思い思いのキリコで現環境を楽しみましょう!
ナーフは確実にされると思います。

最後にこれだけ主張して、本記事を閉めたいと思います。











星域ビシャモンブリザードの創始者は私だ!(異論は認める)
まさかサンマッド出た後にあんなバブルが起きるとは…

以上

いいなと思ったら応援しよう!