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アナグラム感謝祭 no.198「やっぱ愛の名or迷文句」

アナグラムーチョ by Makoto Sakashima
(さか島まこと)です。

アナグラム感謝祭 no.198

愛に寄せた名文句なのか、はたまた迷文句なのか。

今回のお題、キーワードは、reason。
「理由」「理性」「道理」等の意味の言葉。
愛においてreasonとは何ぞや? 

☆まずは肩慣らし。こんなフレーズです

Love and reason do not go together.
「恋と理性は両立しない」

 要するに、恋心は理性を超えてしまう、理性では
コントロールできないものだという、格言系のフレーズ。
「恋は思案のほか」なんて日本語とも通じそうです。

また、以前紹介した英国の哲学者にして政治家、
フランシス・ベーコン(Francis Bacon/1561-1626)の
言葉~
It is impossible to love and be wise.
「恋をしてなお賢明でいられるのは不可能だ」
このあたりと通底しそうですね。

□Love and reason do not go together.
◎reasonは、ここでは「理性、分別」。
◎go togetherで「調和する」「つり合う」。

☆シェークスピアの女性観の一端か。
今ならアウトか?

I have no other but a woman's reason.
「私には女の理由しかありません」

女性ならではの理由や理屈、まさにreason。
「そう思うからそう思うの」「いやだからいやなの」
などなど、時に論理を超える女性独特のreason。
 これについて端的にまとめたこのフレーズ。
シェークスピアの劇「ヴェローナの二紳士」
(The Two Gentlemen Of Verona)の一節、
女性のセリフです。
今なら「女性への偏見の一種、コンプライアンス的に
アウト!」と、思う人がいても不思議じゃないかも。

□I have no other but a woman's reason.
◎no other「ほかに何も」。
◎butはここでは前置詞。「~以外の、~のほかは」
の意。

ということで、C U next time!

※Language Art

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