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大阪公演を終えて〜SHOW keeps going on〜
はじめに
夜行バスに揺られてこの記事を書いております。
さて、12/19、今年最後の満月の日にanagon one-man live tour「LIFE is a SHOW」大阪公演を無事終えることができました。
4/17の東京公演、5/5の福岡公演、そして延期に延期を重ねてやっと開催できた12/19の大阪公演。
どれも僕の人生というショーの忘れられない1ページになりました。
ライブに来てくれた皆さん、アーカイブで見てくれた皆さん、ゲストアーティストとして出演してくれた皆、そして支えてくれたスタッフの皆、本当にありがとうございました。
ここからは、大阪公演含めてツアーの感想をよかったところと、これから改善していきたいところをまとめながら、
これからの僕の話をできたらと思います。
①ツアーをやってみて良かったこと
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1.一つ一つが大切なライブになった
事務所にも所属してないシンガーソングライターが50人規模のライブをやるのは実はなかなか大変です。
最低限の音響機材やある程度の照明機材が必要で、運営や受付、照明や音響のスタッフも最低でも3,4人は必要です。
50人規模のハコを借りるのも、売れてないミュージシャンが出すには安い金額ではありません。
僕の場合は、本当に意味わからんくらいに応援してくれているファンがいてくれて、そんな彼らがスタッフや演者になってくれました。
はじめてのワンマンライブがファンと作るライブ、大切じゃないわけがありません。
僕と同じくらい、なんなら僕以上にanagonの良さを届けたいって思ってくれてるファンが作ってくれたライブは僕の宝物です。
どの公演も一つ一つが大切なライブになりました。
みんなに支えられて音楽をやらせてもらってる幸せをずっと噛み締めてました。
2.シンガーソングライターとして自信がついた
冷静に考えても、お金払って移動してライブを見に行くっていうのはなかなか労力がかかります。それでひどいライブだった時はもう最悪です。
でも今回は全公演通して100人以上もそうやって見に来てくれた人がいます。複数の公演に来てくれた人も何人もいてくれてます。
終わった後の感想で、また行きたい、絶対行きたいって回答が9割くらい。
友達だからとか、はじめてのanagonのワンマンライブだからっていう前提があったとしても、
ちゃんとシンガーソングライターのライブとして良いと思えるライブと歌を届けられたんだというのがすごく自信になりました。
3.「届けきる」ところまでできた
曲を作るのと、音源を売るのと、曲をライブで歌うのは、同じ「音楽する」といっても全然違うものです。
ご飯に置き換えるなら、曲を作るのは、ただ材料買ってきてそれを料理してご飯にすること。
音源を売るのは、そのご飯を同じクオリティで作ってそれを大量に流通させる感じ。(なんかあのコンビニで買える有名ラーメン店のカップラーメンみたいな。)
そしてライブで歌うのは、ご飯を自分のとこで自分が作って顔が見える相手においしく食べてもらうこと。
そもそもの料理がまずかったらダメだし、流通されてるやつがあんまりだったら、お店には来てもらえない。お店には来たけど、本店のご飯が微妙だったら次はない。
だからライブというのは、そもそも曲が良くて、音源が聴かれて良いと思ってもらって、やっと来てもらえるところで、「音楽を届ける」というところの最終段階なわけです。
これができただけでよかったし、答え合わせは次のライブになるけど、感想でまた来たいってたくさん言ってもらえるような「届けきって、喜んでもらう」ライブができて本当に良かったです。
②ツアーをやってみて次までにすること
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1.徹底して準備する
これは昔から僕の悪い癖なんですけど、だいたい何とかなるし、なんとかしてもらえるとちょっと思ってる。
スタッフに甘えて、動きが遅くなったり、当日にバタついたり。
いろんなことが起こるパターンを想定して動いて、全ての瞬間をデザインする。全ての瞬間でお客さんに「良い」と思ってもらえるくらいに詰め切る。
これを時間かけて良いから次のライブではやり切りたいです。
2.無難に行かない
今回のツアーはまぁ全都市で50人ずつはいけるんじゃないかって始めました。
結果としては満員になったのは東京のみ。(大阪は70席だったので満員ではない)
無難に行こうとすると、頑張らなくなる。
そしてギリギリになってヤバくなると、帳尻を合わせようとする。
だから次は東京大阪で200人ずつ。福岡で100人。
それでも武道館の20分の1以下だけど。
そのために来年は動きます。
3.歌の技術を上げる
「歌に気持ちを乗せる」「丁寧に歌詞を伝える」というところは、完璧ではないけどライブでも作曲でもできるようになってきたと思います。
ただ歌に気持ちを乗せようとすると、次は無理な体や喉の使い方になってきたり、音程が外れたりするようになります。
これだとまだダメダメだと思いました。
僕は歌はずっと独学でやってきて、一定のところで歌の技術のレベルが止まってる気がするんです。
なのでここから、とある人に歌を教わりながら、気持ちが乗った美しい歌を届けられるように練習していきます。
4.世界観を作り込む
今回のツアーは、「今までに見たことのないライブ」ということで歌を歌う以外にも色んなことをやってみました。東京では踊ってみたり、福岡ではプラネタリウムつけたり、大阪では新喜劇やったり。
全部楽しかったし、楽しんでもらえたかなと思う反面、アルバムのコンセプトからズレてたんじゃないかと思ったりもしています。
「月明かりのような音楽を届ける」というシンガーソングライターとしてのコンセプトと、
アルバム「LIFE is a SHOW」の「人生のサウンドトラックに」というコンセプトを
もっと2時間のライブで表現していくべきだったなぁと思いました。
音響や照明もその場でなんとかしたり、なんとかしてもらっていたけれど、音と光は世界観を作り込むのにものすごく大事で、
そこに頭もお金も時間も割かなかったことも後悔してます。
次のアルバムと、そのツアーは世界観を作り込んで、自分が作りたかった作品はこれだ!!ってぶつけられるくらいのものにします。
最後に
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とても長くなりました。最後までお付き合いくださりありがとうございます。
なんとか年内にツアーを終えることができました。
本当にたくさんの人に支えられて音楽を作り届けさせてもらいました。
本当にありがとうございました。
けれどまだ僕の人生も、音楽も始まったばかりでここから続いていきます。武道館もはるか遠くです。
まだまだショーの起承転結でいえば起から承に入ったくらいです。
どうかanagonの一世一代のショーを見過ごさないように。
これからもよろしくお願いします。
anagon
photo by ゆうり、hana yamashita、すがた
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