『映画クレヨンしんちゃん伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃』という怪獣映画、ヒーロー映画、SF映画を一本にした映画。好き。(映画を見てる前提で書いてます)
『クレヨンしんちゃん』映画といえば大半の人は『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』と『アッパレ!戦国大合戦』を思い浮かべるだろう。
クレしん映画は現在、27作。来週には28作目が公開される。
その中で今回紹介するのが『伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃』。
見直してわかったが、この作品はクレしん映画の中でもかなり異色だ。
冒頭のシリマルダシ(クレしんではお馴染みの怪獣)の暴れるシーンはテレビ画面で見ても迫力のあるものだ。怪獣映画好きにはたまらないアングルがたくさん出てくる。
シリマルダシが暴れるシーンは実はしんのすけの夢で、寝てるときにシリマルダシを咥えて寝てたことからこの夢を見た。しんのすけは寝なおすときにアクション仮面(クレしんではお馴染みの救いのヒーロー)の人形を抱いて寝る。次はアクション仮面の夢を見るのだがアクション仮面としんのすけが一緒に寝てる『せいぎのベッド』がどう見てもあのベッド。
アクション仮面を取り囲ってる怪人たちがクレしんクラスタにはたまらない懐かしい怪人たちでメケメケZとイーグルヘッドは個人的にとくに嬉しかった。
三分先の未来に現れる怪獣を時間以内にやっつけてほしいという無茶な頼みだがヒーローになったときの快感でみさえとひろしは「いつ怪獣が現れるかわからない」と言い部屋は散らかりどんどん人としてダメになっていく。ここがリアル。
時間以内に倒すことが困難になっていくと現実世界にも被害が出てくる。
怪獣を倒していけばいくほど強くなっていく。
しかし、野原家は人知れず戦わなければならない。ヒーローの苦悩だ。
ラスト手前の怪獣をしんのすけが倒し、ラスト怪獣が現れたと思ったら
しんのすけを姿をした怪獣だった。その理由が強い怪獣を倒したやつが一番強いから強いやつと同じ姿になる。そうすれば自分は強いという機会的というか宇宙人的理屈だ。してやられたと思った。
怪獣を人知れず倒していくヒーローを描き、タイムパラドックスネタも混ざった実はすごい映画だった。『3分ポッキリ大進撃』を今見直しても良いのではないかと思った。
了
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