写真と散文 一回 2 すどう文博 2024年2月19日 03:43 この歳になって(ということはいい歳食ってる)写真が面白いと、大いに面白いと。目にするものが、何かを気づかせてくれる。発見があって楽しい。「モノ」と「視線」と「空間」と。ガラスの中の駐輪場勤めにでるのに、ぼくは自転車に乗る。日ごろ置くのは、とあるビルの手前の駐輪場。定めた位置にとめられた自転車が、仕事終わりのぼくを待つ。とまどいはいきなり訪れる。鏡がぼくの自転車と駐輪場を移動させていた。呆然としてぼくはビルを見上げる。ガラスの壁面に世界が丸ごとうつり変わっていく。雲が流れ、飛行機が飛び、夕陽は赤く、月が映る。とっぷりと暮れて暗くなり、ぼくは自転車をとりいく。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #写真 #写真と詩 #写真とポエジー 2