郵便局で相続の相談?冗談でしょ!(英文付き)
収益性の低下を受けて,日本郵便グループが郵便局で相続の相談を受けられるようにしたいとの同グループの経営者からの発言があった。
かんぽ生命であれだけの不正をやった体質の企業で,相続に関するコンサルとしてのノウハウも蓄積していないのに,高齢の預金者との接点があるということで相続の相談で収益を上げたいという姿勢は大いに問題があると思います。
この様な経営方針を実際に行ったら,問題続出となるのは目にみえていると感じます。経営姿勢としての倫理が問われるのではないでしょうか。
(英訳版)
nheritance consultation at Post Office? No joke pls!
The management of Japan Post group said that they would start inheritance consultations at their post offices. This move must be quite controversial as their corporate culture is one of the reason for their illicit sales practice of life insurance products.
Moreover they lack the necessary know how for the business and start the business just for the sake of improving the profitability by taking advantage of the contacts with old depositors at Post offices.
If they push through this new business, it is obvious that lots of scandals will happen soon. It is a matter of the managements ethical responsibility.
<この記事を書いた人>
松本悦雄(まつもと えつお)
通称「マックス松本」。CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有。長年、日系ノンバンクでロンドンほか海外現地法人の経営に携わる。帰国後は商品ファンド投資・運用会社の役員に就任するなど、豊富な自身の経験を基に、初心者にもわかりやすく、かつ実践的なセミナーや相談を行っている。