政策が寝ぼけてるとマーケットに起こされるぞ〜!!
上場企業の四半期開示の停止?金融所得課税の見直し?寝ぼけてるとマーケットに起こされるよ?
新総理が,上場企業の業績四半期開示の停止と金融所得課税の見直しを検討すると伝わっている。金融所得課税の見直しについては,直ぐに引っ込めたが,四半期開示の停止については,未だにやる気になっているようだ。
四半期開示の停止は,株主と向き合わずいい加減な経営をしている企業経営者と企業情報の偏在につけこむ短期投機家を利するだけだと思う。株主に企業の経営状況をタイムリーに開示するのは,経営者の義務であり経営方針に自信があれば,株主と向き合ってしっかりと説明すべき。それを怠ると短期的にはあまり影響がないように見えても,徐々にマーケットから評価を下げられて,ある日突然,経営者にしっぺ返しが来るのではないか。
経営情報の開示が遅れて一部の関係金融機関や機関投資家に情報が偏ると海外投資家や個人投資家に不利なマーケットの動きが出てくる事も考えられるし,与信判断もやり難くなる。
四半期開示の停止は,止めた方が良いのではないかと思いますが,もしやるということになったら,四半期開示を止める企業の株は即,売りだと思う。その時には,その会社の株価は大きく下げる事になるだろう。
<この記事を書いた人>
松本悦雄(まつもと えつお)
通称「マックス松本」。CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有。長年、日系ノンバンクでロンドンほか海外現地法人の経営に携わる。帰国後は商品ファンド投資・運用会社の役員に就任するなど、豊富な自身の経験を基に、初心者にもわかりやすく、かつ実践的なセミナーや相談を行っている。
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