パナソニック=切羽詰まって仕掛ける大型買収は??
今週初めのモー〇サテでパナソニックの大型買収(ブルーヨンダー7700億円)の話が出ていた。
サプライチェーンマネジメントのノウハウを買うのは,確かに事業面で足りないところを補う意味はあるとは思いますが,連結純資産額の半分まで払うのはリスクが大きすぎるのではないでしょうか。
そこまでするのであれば,事業の方向性が大きく変わる訳でその経営方針から外れる事業を売却するとか,はっきりと方向性を示してくれないと,この株は買えないな。担当専務の自信満々な様子もなんか気になる。
事業分野のどこに限られた経営資源を投入するのか,はっきりしないまま現状維持の姿勢の結果,業績停滞となって起死回生の大型買収に打って出るのは東芝と同じ様な運命が待っているような気がして,投資家としては近寄りたくない。
<この記事を書いた人>
松本悦雄(まつもと えつお)
通称「マックス松本」。CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有。長年、日系ノンバンクでロンドンほか海外現地法人の経営に携わる。帰国後は商品ファンド投資・運用会社の役員に就任するなど、豊富な自身の経験を基に、初心者にもわかりやすく、かつ実践的なセミナーや相談を行っている。
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