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テーマ型投信に手をだすな(英文付き)


日本の投信業界は手数料稼ぎの為に,はやりのテーマを打ち出した投信を次々と設定する。少し前はAIで最近はESGがテーマになっていますね。


でも,テーマ投信が設定される頃にはそのテーマの賞味期限と言うか,収益の機会は既にピークを過ぎている可能性が高いと思います。なぜなら,そのテーマを金融機関が個人投資家に売り込むときに使う関係銘柄の騰落は流行りのテーマとなった時から値上がりしている訳で,「最近,このテーマは値上がりしているんですよ~」という売り文句になる訳です。


セールストークとして,「最近,このテーマは値下がりが続いているから買い時です」とは言い難いとは思いますが,テーマ型投信への投資には本当に気を付けないといけないです。


そして最後の決め台詞「投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いいたします」


(英訳版)

Don't be fooled by Themed funds


The sales tactics of Japanese Fund Managers is infested with advocating Themed funds. The themes was AI related and now ESG.
But at the time of sales hype by financial institutions to sell the theme, the peak for the related names may have already passed as the sales people use the past statistics of the names, saying " The theme related names have soared as you see !". It is understandable that sales people have difficulty to persuade investors by showing the names with declining price but we have to be careful and should not touch or invest in Themed funds.
And the last words by sales people is always: All investing is subject to risk, including the possible loss of the money you invest.


<この記事を書いた人>


松本さん写真

松本悦雄(まつもと えつお)


通称「マックス松本」。CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有。長年、日系ノンバンクでロンドンほか海外現地法人の経営に携わる。帰国後は商品ファンド投資・運用会社の役員に就任するなど、豊富な自身の経験を基に、初心者にもわかりやすく、かつ実践的なセミナーや相談を行っている。





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