30代後半、自分が嫌いな私が生きやすくなった話
最後の面談が終わった。
POSIWILL CARRERを通しての変化を端的に表すなら、
「生きやすくなった」
ということだ。
なぜ、「生きやすくなった」のか。
そう思えるまで、どのような道筋をたどったのか。
これから新しい局面を進む自分に向けてまとめてみたい。
その前に、りかさん（鬼塚りかさん）に、ありったけの感謝をお伝えします。 キャリア、というよりも、これからの「生き方」を一緒に考え励ましてくださったからこそ、今ここまで来れました。本当にありがとうございました。りかさんのおかげです。
私について
30代後半、既婚。
現在…百貨店で販売職に従事。
ポジウィルを受講する中で正社員になることを決意し転職、現在３ヵ月め。 大学卒業後、営業新規開拓の飛び込み営業が合わず3か月で退職。その後はジュエリー販売で契約社員に。結婚後、退職。飲食店ホール、デパ地下でのスポット販売など経験したのち派遣社員で百貨店の販売員になる。その傍ら、5年前から海外から雑貨を輸入しオンラインで販売をしている。
自分が嫌いだった。
何もかも(仕事も趣味も）「中途半端」な自分。
胸を張って私はこれができる、私はこれで生きていくと言えるものが何もなかった。
「自分はこれをしている」「これができる」という理想の姿を安易に作り出そうとして、無理やり「好きなこと」や「できる自分」を作り出そうとしていた。
今までの人生の中で、進学先や就職先といった大切な決定を、自分の本音を無視して（最終的に自分で選んではいたが、「他人がどう思うか」を主軸において判断していた）いたことに後悔している。
勉強も仕事もそれなりにがんばってきたとは思うが、自分の本音がわからないまま見かけ上頑張っていただけだ。
だから結局何者にもなれない。
今後の人生に不安しかない。 「今の自分」が嫌だった。
POSIWILL CARRERを受講すると決めた経緯
きっかけ
同僚からこんなサービスあるよ、と教えてもらった。
仕事や生き方に漠然とした不安と焦り常に付きまとっていて、何かプラスになるのでは、と興味を持っった。
その同僚から「無料相談だけでも新しい気づきがあるよ」と感想を聞いたその日に無料面談に申し込んだ。
（これが今後の私にとって、大きなきっかけになるとこの時は思わなかった、だから迷っている方は、一歩踏み出してほしい。自分の将来を変える投資になると思う。）
無料カウンセリング
担当してくださったのは石原大暉さん。
私のまとまっていない話の中からキーワードを拾い上げ、考えるきっかけくれた。
「思考の癖」がキーワードになりそう、という話を聞いて、もともと考え方や物事のとらえ方が生きづらさの原因なのかも、と薄々にも感じていたことからここなら自分を変えていけるかもと思い、受講を決意。
担当トレーナーは鬼塚りかさん。（りかさんがいなかったら今、ポジティブな変化を感じられなかったと思う。どこまでも寄り添って引っ張ってくださったりかさん。心から感謝しています。
自分を「発見した」ワーク
ワークを通して自分を発見できた。
そして、そこに至るまでの方法を知り実践できたことが、今後壁に当たった時にも自力で対応できる力になっていると思う。
・幼いころの経験が今の自分の考え方＝思考の癖を作り出している
→「すごい人」「期待に応える人」でいないといけない。そのために、「何かを常に頑張っている状態」でないと不安。手当たり次第に”頑張る”ため、本当は何が楽しくて何をしたいのかがわからない。”インナーチャイルドワーク”でこの課題と向き合う。
・客観的に思考の癖を見て意識すれば、少しずつ対処していける（変えるのではなく、思考の癖も受け入れて対処する）
→むやみに「頑張らなきゃ」と思ったときには、「思考の癖」が出ている、と立ち止まる。客観的に見てもまだ「頑張ろう」と思うなら、頑張ってみる。
・文字にしてみると、モヤモヤしていたことが少しずつ明瞭になっていく
→対処ができる、漠然とした不安を長時間抱えなくてよい
・過去の自分、今の自分を受け入れることができる＝柔軟な考え方、ものの見方ができる。これが一番「生きやすくなった」理由。
→”人生理解ワーク”、がとても効果的だった。
以下、ワークの詳細だが、私の生い立ちなども記載したため、飛ばしてもいいと思う。ご興味ある方だけお目通しください。
①インナーチャイルドワーク
過去のつらいと感じた出来事を掘り起こして客観視する。
どうしてその状況が生まれたか、どうしてほしかったか、同じ状況の子供がいたら、どんな言葉をかけるか？を考えていく。
すると、
「本当は○○してほしかった」
「こうでありたかった」
という、本心の声を聴けるのだ。
自分が「前提として捉えていること」は、客観的に見たらどういうものなのか理解できる。
（ここから「思考の癖」が生まれていることが多いのだと思う。自分という人間の、特にソフト面を作り上げている根本と向き合う作業だと感じた。私にとっては、結構しんどい作業だった。）
掘り下げて見えた自分の姿はこうだ。
幼少期から両親の不仲から父との会話や関わりの記憶がない。一方で母からは過剰に期待をかけられていた。ストレスフルでいつも不幸そうにしている母だったが、私たち姉弟の養育を必死でしてくれていた。その姿を見て、「母の幸せ=私の成功、立派な人になることで母が報われる、幸せになれる。」と思っていた。父親とは交流がなく、母親からは自分が頼りにされていると思っていたので、両親に悩み事を相談できなかった。私がしっかりして頑張るしかない、と知らず知らずのうちに呪いをかけながら過ごしていた。「何とか親の期待に応えようと、他人の理想の姿になれるようひたすら頑張る」子供だった。
これが、30半ばの今になっても大きく影響している。
その頃の自分にどんな声掛けをするか？
「そんなに頑張らなくてもいい」「他人から”すごいね”と言われることが、この世界のすべてではないよ、自分の深い部分にある気持ちを大切にしてね」と、いうと思う。
それをそのまま今の自分にも声掛けしてみると、違ったものの見方、考え方が少しずつできてくる。
②ライフキャリア設計
４つの”L”について、数か月後、1年後、5年後にどうしたいか、どうありたいかを考えるワークだ。（４つの”L”は、ポジウィル 公式noteの「キャリア支援って何から始めたらいいの？第一歩を踏み出す方法を徹底解説！」で詳しく説明されているので読んでみるのをおすすめする。）
初めはすんなりと描けなかった。
半ば無理やり作ってみたが、しっくりこない。
こんなにもやりたいことや大切なことがわからないくらい、自分を蔑ろにしてきたことにびっくりした。「自分が」と思っていたはずが、まったく芯の部分に向き合わずに表面的に過ごしてきたことを後悔した。
そう思いながらも何日も考えているうちに、今まで重要だと思い込んでいた自分の価値観である「仕事を頑張って成功したい」が、本心ではそう思っていなかった、ということに気づく。
これはきっと、「親に承認されたい、親にとって期待に応えるすごい子でありたい」子供の私が作り上げた価値観からくるものだ。
今の私は、「プライベートを優先させた、無理のない働き方がしたい」「ガツガツ仕事を突き詰めるよりも、ゆったりとした自分が心地よいと感じるライフスタイルにしたい」と思っていると、分かる。
③面談の中の会話の中での気づき
「困難なことから逃げる癖があるんです」とりかさんに相談。
「それはなぜ逃げようと思ったんでしょうか？」。
「失敗して自分はダメなんだと認識する状況を作りたくない」「失敗したら立派で親が誇れるような人間でいられなくなるかも」という不安があることが分かる。
逃げることで達成したい真の目的があった。大きな発見だった。
生まれた変化
いつも「このままではいけない」との焦燥感から解放された。
今までの人生での選択や不得意、どうしてもできないこと、理想とのギャップも含めて自分なんだと受け入れられたと思う。
将来を案じていつも先のことにとらわれていたが、今にフォーカスできるようになったので（いろんな不安や焦りがなくなったのでその分余裕ができたんだと感じる）、今に集中して楽しめるようになった。
私は自分のことを、
「いつも上手くいっていて、他人から承認されて、常に頑張っていないと生きていけないくらい、弱い人間である。」
と心の底では思っていたのだと思う。そして今も思っている部分がある。
でも、
・いつも闇雲になにかを頑張っていなくても、
・立派と他人から評価されなくても、
・例え失敗しても、
実は生きていける。
窮屈な考え方で日々過ごすよりも力を抜いていたほうが、
毎日楽しく「自分らしく」いられるのだと、気づけた。
結果、「生きやすくなった」と、思う。
その後、どうするか？
「やってみたいこと」をまずはやってみることにした。
・転職して収入を上げること
・前から行っているオンラインショップを発展させること
の2つに取り組もうと決めた。
9月に転職をし、今は新しい職場に慣れるよう奮闘している。
今後は余裕を早くとれるようにし、オンラインショップをもっと形にできるよう進めていきたいと思う。
たぶん今後も様々な場面で躓いたり落ち込んだりすると思うが、
この半年で学んだことを振り返りながら対処しつつ、
楽しく進もうと思っている。
読んでくださった方で、モヤモヤを抱えている方。
一度は自分と真剣に向き合う時間を持ってみてはいかがだろうか。
自分を大切にすることにもつながると思うし、自分らしい価値観、新しい道が見えてくるかもしれない。
必ず変化があると思うので、一歩踏み出してみてほしいです。
POSIWILL CARRIER
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