詩 20
孤独が
どっしりと腰を据えて
私を眺めていた
白濁した片方の眼を
時々擦りながら
真夜中のキッチンは
私に他人の顔をする
昼間は私がここを治めていたはずなのに
孤独が
ゆっくりと息を吐く
しん、としたキッチンの床は冷たく
ぶうぉん、という冷蔵庫の
怠惰な音だけに
私は今、救われている
#現代詩 #詩 #孤独 #キッチン #真夜中 #poem #poesie #art #midnight #kitchen
孤独が
どっしりと腰を据えて
私を眺めていた
白濁した片方の眼を
時々擦りながら
真夜中のキッチンは
私に他人の顔をする
昼間は私がここを治めていたはずなのに
孤独が
ゆっくりと息を吐く
しん、としたキッチンの床は冷たく
ぶうぉん、という冷蔵庫の
怠惰な音だけに
私は今、救われている
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