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ysh
2020年4月24日 01:27
詩は呼吸する春の風が波紋を広げる池のほとりで散っていく花びらを髪飾りに詩は踊っている一心不乱に朝日がその横顔を金色に染めて詩は深く、深く呼吸する
2020年4月14日 11:34
滔滔と流れていく日常 朝方吐き出しかけた言葉を夜にはひとり弔っている 窓を開ければ呑気な日差しが差し込んできて一瞬、混乱してしまう 先の見えないトンネルに行き場を無くした怒りが満ちていく 退屈は感覚を麻痺させる皆同じ顔をしてその怒りがもう誰に向けられているのかもわからないまま文字を打つ手は滑り出し止められない ゆっくりと閉じていく世界
2020年4月12日 14:07
空はどこまでも青く無邪気に私を誘う 世界の異様さとのコントラスト 春の匂いが鼻をかすめるああこれは濃い命の匂いだ
2020年4月5日 05:43
弦を弾く指先夜の呼吸に耳を澄ます内側で、鳴り響く音言葉は静かに強く明日を紡ぎ出す生きるために守るために「うちで踊ろう」離れていても音で繋がる扉を閉じても世界は広がる呼応していく命が、明日を繋ぐ何処にいても、僕らきっと「重なり合えそうだ」