麻雀初心者講座4〜テンパイに早く近づくには〜

麻雀では、上がった人が他の人から点を貰います。つまり、基本的に上がれなければ点は下がる一方となります。言い換えると、麻雀は上がりの速度を競うゲームです

ここでは、どうやって早く上がりに近づけるかを大まかに記します。是非一緒に考えながら読んでください


面子になる前の塊

牌が面子になるには、その前の段階がある。順子、刻子のそれぞれの前の段階を見ていこう

塔子と対子

塔子(たーつ)…あと1枚来たら順子になる塊

a.両面塔子(りゃんめんたーつ)
内側2枚を持って両外側を待つ
例)23pを持って14pを待つ

b.嵌張塔子(かんちゃんたーつ)
外側2枚を持って間の1枚を待つ
例)24sを持って3sを待つ

c.辺張塔子(ぺんちゃんたーつ)
次の2種類のみ。両面待ちの片方壁バージョン
12を持って3を待つ
89を持って7を待つ

対子(といつ)…あと1枚来たら刻子になる塊対子は2枚の同じ牌。最後まで残れば上がった時に雀頭となる
例)11p、88s、東東、中中

塔子と対子の複合系

複合塔子…いくつかの塔子がくっついていたり、塔子と対子がくっついているもの
例)113m、445s、468s、5677p

・5677のような形は複合塔子とは書いたが567/7ととる方がいい場合もある。
・1335のような形は13/35ととるよりも1/335もしくは135/3ととる方がいい場合が多い。
・このように4枚で構成されるものは2枚+2枚よりも3枚+1枚で見ることがある

ブロック

順子・刻子・塔子・対子・複合塔子をまとめてブロックという。5ブロック理論という牌効率の理論の基礎

塔子と対子を合わせて言う用語が今のところ見つかっておらず不便なのでここでは未完ブロックと呼ぶことにする

孤立牌

ブロックの一部になっておらず孤立している牌を孤立牌(こりつはい)という。麻雀では基本、孤立牌から切っていく。次は、どの孤立牌から切るのがいいかを考える


字牌と数牌、どっちを先に切る?

字牌→刻子でのみ揃えることが出来る
發→發發發→1通り

数牌→刻子または順子で揃えられる
1(9)→111、123→2通り
2(8)→222、123、234→3通り
3(~7)→333、123、234、345→4通り

見ての通り、字牌の方が揃えられるパターンが少ない→ブロックになりにくい→不要になりやすい。よって多くの場合、字牌と数牌を比べたら、字牌から先に切るのが正解となる

練習問題1

この場合、何から切るのが正解でしょう?

①11m/45m/9m/333p/234s/東/西西
②222m/456m/56p/9p/45s/西西/中

答えは記事の最後に

数牌の順番

孤立字牌が切り終わったら、数牌の孤立牌を切っていく。数牌は1・9牌が2通り、2・8牌が3通り、3~7牌が4通りの面子ができると記した。よって、1・9牌→2・8牌→3~7牌の順番で切ると、正解となる場合が多い

練習問題2

この場合、何から切るのが正解でしょう?
③1m/34m/13p/7p/135s/東東東/西西
④789m/4p/678p/555s/9s/白白白

答えは記事の最後に

孤立牌を切った後

孤立牌が全部切れてブロックだけになったら、未完ブロックを整えていく。整え方はまた次回。

また場合によっては字牌よりも孤立数牌を先に切ったり、未完ブロックから先に切ったりするのが正解となる場合もある。それもまたいつか

練習問題答え

①11m/45m/9m/333p/234s/東/西西→東
②222m/456m/56p/9p/45s/西西/中→中
③1m/34m/13p/7p/135s/東東東/西西→1m
④789m/4p/678p/555s/9s/白白白→9s

まとめ

塔子→順子へ
対子→刻子へ
孤立牌→先に切る

孤立牌の切る順番
字牌→1・9牌→2・8牌→3~7

最後に未完ブロックの形を整える


ここまでご覧いただきありがとうございます。分かりづらい部分があればコメントください。

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