レビュー 経済的自由への道は世界のお金の授業が教えてくれる

著者 西村 隆男
評価 すごくいい本
この本を読んで理解したこと
1、ファイナンシャルリテラシーは生きていく上で必須
2、パーソナルファイナンスを見つめる
3、お金を得る≠ゴール、幸せになる=ゴール


1、ファイナンシャルリテラシーは生きていく上で必須
世界的に見て、日本人はファイナンシャルリテラシーが低い。
海外は、小さい頃から学んでいくが、日本では社会人になってからそれぞれが学んでいかなければいけない。
日本の預貯金率は、70%以上、反対にアメリカ人の預貯金率は15%程度である。
日本の超低金利時代に、銀行に預貯金をしていても増えることはない。
ではどうすればお金を増やすことができるのか? 
それを理解する為、ファイナンシャルリテラシーは、生きていく為に必要不可欠な知識である。
2、パーソナルファイナンスを見つめる
資産運用の方法は様々、定期預金、保険、株式、投資信託、金、不動産、仮想通貨。
何を選ぶかのヒントは、投資を始めた年代にある。
巷で話題の金融商品は、ハイリスクハイリターンやローリスクローリターンなど様々である。
どの金融商品に投資するかは、年代ごとにリスクを許容できる程度が変わる為
・何のためにお金を増やすのか(家の購入、子供の教育資金、老後の年金)
・自分のお金の家計簿(バランスシート)をつけてどこまでリスクを取れるか検討
が必要となってくる。
この個人におけるお金の状況を理解することこそパーソナルファイナンスである。
3、お金を得る≠ゴール、幸せになる=ゴール
お金を得ることは、ゴールではない。
お金の悩みを解決して、経済的に自由になることで幸せを掴むことがゴールである。
本書の所感
所得税の計算の仕方など、今まで全く知らなかった。
所得の金額毎に、税率をかけていくことで自分の所得税が決まるということなど、今まで学校でも親も教えてくれなかった。
税率のことはおろか、投資を始めるまで自分の手取りがいくらでいくら毎月使っているかなど気にしてもこなかった。
この本はそんな私の後悔を余所に、お金との本当の付き合い方を教えてくれた。
学んだ知識を活かし、お金のことを今後ももっと勉強していきたくなった。

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