klisアドベントカレンダー2022

klisアドベント2022、22日目担当の果樹(@kj1325j)です。
なんとなくここ数年書いてきたアドベントカレンダーも気がつけば4年生という立場で書く時期になってしまいました。感慨深いですね。
さて、卒論提出まであと18日らしいですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。私は誕生日を無事研究室で迎えました。おめでとう、私。
締め切りが近くてひいひい言ってる私をそっと横で支えてくれているのが"音楽"です。いや全然音楽系のサークルに所属してるとかじゃないんですけど。
今年は12本ライブに行きました。破産。月1で行くものじゃないと思いますがまあ中毒性が高いので2ヶ月開くと辛いですね。もう来年1,2,3月の予定入れています。(6月の米津とGalileoGalileiが外れててつらい。)
最初はライブの話を書こうと思っていたのですが書き始めたらはじめたら卒論の字数超えそうだったので断念しました。また何か機会があれば書きたいです。今回はサクッと好きな歌詞について書いていこうと思います。

1: ずっと前から好き編

"無様に転べよ 明日の方へと"      PENGUIN RESEARCH『boyhood』
人生で一番好きな歌詞を聞かれたらこれを出すと思います。
前に転べば前に進んでるもんな、ということに気がつかせてくれた曲です。今までたくさん背中を押してもらいました。ライブでやる前奏の「せーの!!」が大好きなので早くまたライブで声を出せる日を楽しみにしています。PENGUIN RESEARCH、無闇に明るくないのに背中をバンと叩いてくれるようなそんな力強さがあるバンドだと思います。

PV楽しい感じで好き


"胸の奥 心の中にある くだものが涙を吸い込み 少しずつ大きくなるんだ その度に僕もまた大人になっていく"  米津玄師『こころにくだもの』
『boyhood』とは違って柔らかく包み込んでくれるような曲です。
もはやPENGUIN RESEARCHを聴くのすら辛いそんな夜にぴったりの曲です。童謡っぽ曲調と柔らかい言葉遣いなのにどこか寂しさを感じられます。何回か聴くとサビの果物が頭を離れなくなります。

"恋をしたんだ この先もずっと 繋いで、繋いで 切れてしまわぬように" 
古川本舗『HOME』
古川本舗の歌詞全部好きなのですごく迷いました。「恋をしたんだ、この先もずっと」この先もずっとってところが好きです。2番では「恋をしたんだ、あなたよりもっと」になるところも。柔らかな口語体の歌詞が馴染んで優しくも切ない1曲だと思います。一昨年あたりに5年ぶりに曲出しましたね、めちゃくちゃ嬉しい。クリスマスにファンクラブ配信ライブやるらしくて見ようか悩んでます。クリスマスみたいなしっとりした夜にちょうどいい音楽が多いと思います。どうでもいいですが古川本舗の5年前の曲(復活前の曲)を元カノと呼ぶ文化が意味がわからなくて好きです。

2:今年たくさん聴いた曲編

今年の私はこんな感じでした。こういうの楽しいですよね。

"兄弟 笑えているか ちゃんと怒っているか"    
PENGUIN RESEARCH『千夜祭』
何年ぶりの新曲?!すごく嬉しかったです。
笑えているか?元気でいるか?みたいなことは聞くし歌詞にも盛り込まれること多いと思うんですが「怒っているか」なのがいいですよね。他人が持つ「怒り」という感情を肯定するのは難しいと思っていて、それをサラリと肯定して感情を表明していいんだよ、という力強いエールみたいなのを感じます。すごく好きな歌詞。最後の「連れ去りあおう」もなかなか出てこない言葉な気がします。すごい。なぜかコーラスが「ヨイヤサ ラセッラ ソイヤサ」なところも好きです。祭りだからね……。
早くライブロゴとグッズがダサいのをどうにかして欲しいです。他は最強にかっこいいのに……。

"精々楽してこうぜ 死ぬほどのことはこの世にないぜ"
ヨルシカ『ブレーメン』
n-buna丸くなったな?!!って思いませんでした??私は思いました。数年前まで「僕らを貶す奴らを殺したい」とか言ってませんでしたっけ。
それが「死ぬほどのことはこの世にない」……。曲調も相まって肩の荷が降りるようなそんな曲だと思います。でも今までのn-bunaも健在で「同じような歌詞だし 3番は飛ばしていいよ」とかそれっぽいな〜と思います。

"ただあなたとだけ夜をやり過ごせたら 信じられるものなどひとつもなくても ふたつの寂しさでも"      キタニタツヤ『プラネテス』
シンプルなテーマかつストレートな言葉遣いのキタニタツヤ、割と今までなかった気がします。すごく優しい曲で好きです。ライブの度泣いてる。ライブ撮影OKなんですが、プラネテスは聞き入って撮らないことが多いです。
サビとか聞くとウェディングソングっぽいなと個人的には思うのですが結構ちゃんと「死ぬ」とかマイナスな言葉も入ってきてはいるので微妙な感じかもしれません。

3: 最近気になってる曲編

"直線だってさ、思っていたのに 曲線だったの たった横から見ただけなのにな"
ポルカドットスティングレイ『阿吽』
少女漫画の夜みたいなキラキラの世界観がすごく好き。「恋をしたんでしょ?言われることが最近多いの」「恋をしたんだよ、もう止まれない 君の仕業でしょ」星の破片みたいな言葉が散りばめられてるな〜〜「君と見てると月が綺麗だよ」とか。切り取るところ全部が綺麗で好き。最後の「ついさっきまで一緒にいたのに 踵返して君に会いにいく」もなんだか夜道に消えていく主人公の背中が見えそう。ポルカの恋愛曲がめちゃ好きです。

"金輪際、約束はしないよ 破る自分が許せない"
ポルカドットスティングレイ『ショートショート』
歌い出しがこれ。天才か??これ主人公の決意表明かと思ったら違うんですよね。この次の歌詞が「その口癖が移っていたって いなくなって気付いたよ」なので。別れた後に気がついた感じなのかな。約束を破った言い訳として「金輪際、約束はしないよ 破る自分が許せない」ってなんか体のいい言い訳というかなんかクズそうずるい人ですね。でも主人公はそんな「あなた」を忘れられなくて「あの時の私に愛が足りなかっただけ」と歌う。恋愛曲って感じがして好きです。

"ミルクをこぼした白く染まる夕方 あなたはまた間違った恋をしている 
取り戻すことなどできないってわかって あなたはまた間違った恋をしている"

羊文学『ミルク』
めっっっちゃ傲慢な曲じゃないですか???「間違った恋をしている」って。すごいな。他人の感情を決めつけるどころかその感情を否定すらしていく。でもその後に「それでいい」という肯定がはいる。「君」は「間違った恋をして」いて「それでいい」んだ。うわぁ、傲慢でめちゃくちゃ自分勝手。でも案外人間って愚かな人間が好きだったりするよね。「君」は愚かで「思っていたよりも弱くて僕が必要だった」ことにすごく主人公が酔っていて。気持ち悪さすらある感情なのにどこか切なくて最近ずっと聞いてます。

以上で今年のアドベントカレンダーを締めくくろうと思います。
ちゃんとサクッと書けてよかったです。
今年買って一番よかったものはイプサの化粧水です。あれのおかげでこの昼夜逆転生活を耐えている気がします。

ギリギリな投稿〜!今年も誕生日を祝ってくれた皆さんありがとうございました!!

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