どんな人生もきっと、笑い話になる。
それを教えてくれたのは「さくらももこ」さんのエッセイでした。
小学生6年生の頃、はじめて手に取ったエッセイ。「ちびまる子ちゃんの作者の本だ〜!」くらいの感覚で手に取っていたのだけれど、これが本当におもしろくて。おばあちゃんからプレゼントしてもらった図書カードを片手に、本屋さんに足を運んだっけ。
当時抱えていた、だれにも話せなかった小さな悩み。
「ひとりずもう」のなかで、さくらももこさんが同じ悩みをもっていたことを知り、とても嬉しくなったのを覚えています。自分だけじゃなかったんだって。
--きっと40歳くらいになったら、ちっぽけな悩みは全部 笑い話になるのではないか。
そう思えるようになってから、随分とこころが軽くなりました。もちろん、自分の悩みや失敗談をおもしろく伝えるために乗り越えなければならないことはたくさんあると思うけど、そういったことを笑い話にできる自分になりたいなって。
そしていつか、わたしが40歳になる日が来たら、だれかの笑顔につながるような文章を書きたいと思うようになりました。顔から火が出るような恥ずかしい思い出も、どん底を感じる悲しい出来事も、歳を重ねた頃におもしろ懐かしい思い出として語れるように。こんなわたしがたのしく生きている限り、きっとだれかの “案外、大丈夫かも” につながると思うから。
その日のために、いろんなチャレンジと失敗を重ねていきたいと思います。
さくらももこさん、ほんとうにありがとうございました。
いただいたサポートは、より良い文章をかけるように有料noteや本の購入にあてさせていただきたいと思います◎