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KAMEzine vol.3

「亀岡で “まちづくり” に興味のある高校生がいるみたいだよ」

ちらほらとそんな声が耳に入るようになった2016年11月。その後、京都市内のイベントでついにお会いすることができました。

とってもしっかりしたこちらの女の子、なんと同じ小学校に通っていて、同じミニバスに所属していたことが判明(笑) 驚きです。

今回はそんなわたし達が、亀岡でいちばんスキな場所でお話をすることにしました。さて、ここはどこでしょう?

江見 彩香(えみ あやか)さん:1998年生まれ。2歳の時に祖父母の家がある亀岡へ移り住む。小学6年生の頃から高校3年生の夏までバスケットボールに励んでいた傍ら、高校1年生の夏休みに初めて友達とアメリカへ。高校2年生になり、進路を考えるようになったタイミングで「まちづくり」に興味をもつように。大学生活を間近に控えた2月に開催する京都わかもん会議では、参加者代表を務める。

-彩香ちゃんが最初に「まちづくり」に興味をもったきっかけは?

彩香:小さい頃から通っていた英会話教室のイベントで、外国人の先生に亀岡を案内する機会があったことや、高校1年生の時に初めて訪れたアメリカでの出来事を通して、「日本文化」や「まち」のことに興味をもつようになりました。

-いいね! いいね! アメリカのどの辺に行ってたの?

彩香:ホームステイでロサンゼルスに行っていました。

-向こうではどんなことが印象的だった?

彩香:「窓」に関するトラブルがありまして…。

「暑かったら窓開けてもいいよ!」ってホストマザーが言っていたので、開けるとセキュリティが反応して警察に連絡がいってしまったんです。どうやらセンサーを切るのを忘れていたようで。ホストマザーが必死に電話をかけてくれましたが、あの時は本当に焦りました(笑) あたふたした中で起こっている状況を英語で話さないといけなかったですしね。

-トラブルってなんだか忘れられないよね(笑)

彩香:それから、お好み焼きくらいのワッフル食べました!「ワッフル食べにいこう」ってホストマザーが連れて行ってくれたのですが、大きさがお好み焼きくらいで。食文化の違いを目の当たりにしました。そのあと海に入ったのですが、胃もたれしてしまい、なかなかしんどかったです(笑)

-1人分の量が全然違うよね(笑)

彩香:そうなんです(笑) それから、せっかくやし日本文化を伝えられたらいいなと思っていたので、みんなで習字をしました。それ自体はすごく喜んでくれたのですが、アメリカの方々は何よりも墨汁入れに驚いていたんです。最後、余った墨汁は容器に吸って戻せるじゃないですか。それを見て、「吸える?!」って。

あとは、お土産のハッピーターンを渡したときに笑われましたね(笑) 直訳すると “しあわせな舌” ですし。そんな出来事が印象に残っています。

-日本の文化や製品に対して、受け手の生の反応が見れるのっておもしろいよね。新しい視点から物事が見えるというか。

-彩香ちゃんがこれから、亀岡でやっていきたいことを聞かせてほしいな。

彩香:若い世代から大人へ向けての “発信” です。自分たちやその次の世代のこと、亀岡の未来に対して考えてもらうきっかけをつくっていきたくて。 そのためにまずは、私たちが日々感じている地域の良さを大人の方々に伝えていきたいです。

そんな企画を地元の小学生たちと一緒にできたらいいなって。近所にある空き家もせっかく素敵な古民家なのに、このままだと使われないまま廃れてしまう。そんな地域の課題をどうにかしていけるように、様々な地域を訪れながら取り組みを知って、まずはいっぱい吸収していきたいと思っています。

-かめ人として、とっても心強いです。これからも一緒にいろいろ取り組んでいこうね。どうぞよろしくお願いします!

彩香ちゃんに対して「すごいな」と思うのは、情報収集のチカラです。すでにSNSを情報収集に使っていることと、愛読書がTURNSであること。

それから、会話の中にでてくる “外と内” の規模感が近いので、いいなって思っています。わたし達にとって外は「地球儀」くらいの広さで、内は「亀岡」なんですよね。外で学んだことを内で還元するサイクルをつくっていきたくて。

こんな風に同じ感覚で話せる彼女に対して、年齢の差を感じることはありません。以前、チャレンジコーヒーショップをしていた豪くんも同じです。


「亀岡で」

少しずつそんな風に考えるようになったのは、やっぱりこの2人に出会えたことが大きいです。背筋を伸ばさずにはいられません(笑)

これからもよろしくね。

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anna namikawa
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