
つよく影響を受けたもの。
自分を形成していく過程で「スポーツ」や「本」「絵」「写真」「映画」「音楽」「料理」「建築」「人」など、なにか強いインパクトを受けるようなものとの出会いがきっかけになっていることってどのくらいあるんだろう。
あのとき、あれに出会ったからいまの自分がある、みたいな感じのもの。
もしくは、自分のベースにはこれがあるんだ、と語れるようなもの。
なにかに「憧れる」という感覚に近いのかな。もしくは「支え」になるなにかをもっているということ。
人格を形成するうえで、わりと厳しい環境で「バスケットボール」をしていたことが活きているなと思う瞬間はときどきある。
そのとき自分を鼓舞するために言い聞かせていた「ことば」もある。
テレビという「メディア」を通して見ていたイラク戦争のインパクトは確かにあった。
いつも通りの明日が突然消えてしまう怖さを「3.11」のときに知った。
それら要素のひとつひとつの積み重なりが、いまの自分につながっていることは間違いないのだけれど、「あのとき、あの本に出会っていたから」とか「あのとき、あの映画に出会っていたから」とかそういう「なにか」がある人をどこか、うらやましく思ってて。
わたしもあの「人」たちに出会ったから、いまの仕事をしているんだけれど、まだ見ぬ「なにか」に出会い気持ちもある。
頭頂に雷が落ちるような瞬間を、たぶん、どこかで探しているんだと思う。
良くも悪くも、なにかにつよく憧れる気持ちが少なくて。ハングリー精神が足りないのか、ある意味頑固なのか。
言葉にするとへんだけど、憧れがある人に憧れる。叶う憧れ、叶わない憧れ、いろんな憧れがあると思うけど、憧れを自分の方法で表現できる人に憧れる。
うまく言えないのだけれど、それは、太い一本の柱がある人なのかもしれない。
いくつかのいびつな柱でなんとか成り立っている、いまの自分の真ん中は空洞になっていて、ときどきこころのなかがスースーする。
なんて書きはじめると、収集がつかなくなることくらいわかっているのですが、そういう時期なのかな。こんなときは、あんまり考えないで、動くほうがいいかも。
自分が「いい」と思う要素とか、「かわいい」とこころがトキめくものの要素をもう少し分解してみよう。
ちなみにアイキャッチ画像は、「パプアニューギニア」の民族が身に付けるお面モチーフの置物です。これはわたしにとって「かわいい」です。
いいなと思ったら応援しよう!
