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それでもわたしは「旅」をしたい。


地元・亀岡でコミュニティ・ツーリズム(Community-based Tourism)の基盤づくりを進めている私たちにとっても、厳しい状況であることは変わりないのだけれど、いまは先を見据えて動いていくしかありません。

むしろ、この状況下で提供できる「旅」の要素を洗い出してプログラム化し、現地を訪れなければ得られない「体験」や「出会い」へとつなげていくことが、この1年で取り組んでいくべきことなのだと思っています。

亀岡市は、京都市の西側に位置しており、JR京都駅から快速電車でおおよそ20分。ほどよく便利で、ほどよく自然に囲まれた、人口おおよそ88,000人のまちです。かつて、京の都へ川を下って物資を運んだり(現在の保津川下り)、足利尊氏や明智光秀が出陣したりと(どちらも反逆者的位置付けですね・・)土地の歴史も深く、表面的には見えづらいかもしれないけれど、知れば知るほどおもしろい場所だと思っています。

先日、MATCHAの青木さんのnoteを拝読し、私たちも自宅で楽しんでもらえるコンテンツを提供していきたい!と、料理人さんや農家さんとプログラムを考えているところです。青木さんが紹介されていたオンライン瞑想体験に申し込み、来週月曜日に体験できることになりました。とてもワクワクしています。

(最近は現場で動く機会が増えてしまいなかなか書けていないのですが、プログラムができたあかつきには、MATCHAで再び記事が書けたらいいなと思っています)

冒頭で述べたような、この状況下で提供できる「旅」の要素はいくつかありますが、日本食にまつわるものや、マインドフルネスにつながる「禅」に関連するものがよいのではないかと思います。また、オンラインでアクセスできる利点を活かしながら、より「学び」に特化したプログラムを提供できるよう、それぞれの事業者さんがもっているリソースを洗い出しているところです。コミュニティ・ツーリズムで提供していきたいと考えていたことの、切り出し方を変えていくイメージでしょうか。

一方で、現地を訪れなければ得られない「体験」や「出会い」というものは、「旅」そのものの大切な要素として今後も色褪せることはないと思っています。この期間で海外旅行を予定していたわたしも含め、国境を越えて自由に行き来できる日を楽しみにしていることは間違いないので、そんな人たちにしっかりと情報を届けていけるよう頑張っていきたいですね。そのときはきっと、同窓会のようなうれしさが込み上げてくるのだと思っています。(やっと会いに来れたよ〜!と言い合える状況が生まれたらいいな)

まだまだこれからですが、地元のみなさんと今後について話しているとやりたいことが次々に生まれてくるので、いまはとにかくできることを片っ端からやっていくしかないですね。

それでもわたしは「旅」をしたい。どれだけ状況が変わったとしても、それだけはこれからもずっと変わらない。

▼つづきを書きました。(5/17追記)

現在、無料公開されている『TRANSIT』さんのバックナンバーを読んでいると、世界には足を運びたい場所・出会いたい風景がたくさんあることに気づきます。それこそが「旅」の醍醐味なので、いつかくるその日を楽しみにおうち時間をたのしもうと思います。


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