#商店街巡り vol.2
事例2:柳ヶ瀬商店街
こちらの柳ヶ瀬商店街は、前回ご紹介した美殿町商店街から徒歩1分。全国的にも最大級のアーケード商店街ではないでしょうか。
この通り全部がアーケードになっています。11通りから成っているそう。
2008年〜2013年には、「やなな」という商店街非公式のキャラクターがいました。お別れの際にやななが残していったメッセージは、今でも「隠れやなな」として商店街に残っています。
わかりますでしょうか?左から2本目の柱にステッカーが貼ってあります。
柳ヶ瀬商店街には、誰でも自由に使える柳ヶ瀬あい愛ステーションというものがあります。
柳ヶ瀬あい愛ステーション中に置いてあったビラの中に「おもてなしトイレ」というものがありました。
岐阜市でも取り組まれているおもてなしトイレは、まち歩きをしてもらう上で必要なことの1つだと思います。
"岐阜市のまちなかにおいて、おもてなしの一環として、市民や観光客など、まちなかを訪れる一般の方へ、トイレを安心してご利用いただけるよう「おもてなしトイレサイン」にてご案内するものです。"
その後、malkinさんでランチをしながら、柳ヶ瀬商店街の現状をお伺いしました。
商店街の理事長も参加してくださり、お話を伺いました。現在は、「若い商店主を増やすこと」に重点を置いておられるそう。
というのも、地方都市の出身者は大学卒業後の進路として、大きく分けるとまちに残る・まちを出るの二択です。地元に残る人たちは主に地方公務員か銀行員としてが多いそう。
ですが、それだけではまちが「消えていく」可能性も拭いきれません。10年後を考えたときに、観光資源の少ないこの地域が残る方法は何なのでしょうか。
これからの地域を考えたときに、もちろんこれまで住まれてきたお年寄りのケアは必要不可欠だとおっしゃっていました。また、むやみやたらに再開発をするのもしっくりきませんよね。
これらを踏まえた上で、今交流してほしい世代は?
ここ、やながせ倉庫さんはアパートメント形式の貸しスペースとして、アトリエにしながらギャラリーを開いたり、お店を営んだり。2004年にスタートして今に至ります。
また、柳ケ瀬商店街では毎月第3日曜日にSUNDAY BILDING MARKETを開催されています。”「手づくり」と「こだわり」の詰まったライフスタイルマーケット”
「空きテナント・後継ぎ」などの問題は、柳ケ瀬商店街に限ったことではありません。
解決方法に正解がないからこそ、次の世代のことを視野に入れながら、どのような未来を描くのか。そこに対してどんな行動をとっていくのか。
そんなことを考えながら、ふと「自分は今後、どうしたいのだろう」を考えていました。