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#商店街巡り vol.4


事例4:HANACOYA

前回の記事でご紹介させていただいた、大豊商店街から徒歩10分あまり。

花園商店街の中に、"まちの縁側"をコンセプトにしたコミュニティスペースHANACOYAがあります。


かつてはアーケード商店街だったそう。年間でアーケードの維持費に300万円ほどかかっており、アーケードを取る選択をされました。

「アーケードを取って良かった」と理事長はおっしゃっていました。アーケードの維持に充てていたお金を、新規テナントの参入の際のハードル軽減にも充てられています。そんな取り組みもあって、現在、空きテナントが3つほど息を吹き返したそう。


通りのタイルは花の模様になっています。上の写真は茎の部分。かつて栄えていたこちらの商店街も、忘れられた時代があったとか。現在は再び、人の交流が生まれていました。

商店街に長く滞在してもらうために必要なものの一つに、トイレが挙げられますよね。HANACOYA内には、誰でも気軽に使用できるトイレがあります。

花園商店街では、地元の高校生と一緒にシャッターペイントをされました。この時からかかわり始めた絵描きさんが、このイベントをきっかけに深くかかわり始めるようになったそう。

ステキですよね~。こちらの似顔絵は、HANACOYAに飾ってあります。このようにして、ゆるやかに少しずつ商店街の外からかかわってくれる人とのつながりが生まれていくんだと思います。


HANACOYAが拠点となって花園商店街を盛り上げているのは確かな一方で、場の運営費が今後の課題になっていきます。

そこに建物がある限り、維持していくための様々な経費が発生します。それを補助金なしにどう運営していくか。

これはHANACOYAに限ったことではないと思っています。


その他にも豊橋市では、「空き店舗ツアー」等の取り組みをされています。面白いですよね。こうやって、イベント化しながら「きっかけ」を作っていく。仕掛けづくりがとても秀逸だと思いました。


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(ここらで深呼吸)


商店街のことを美容師さんと話していると、「商業ビル」を横にしたと思ったときに足りないものを探してみるのもひとつかもね~というお話がありました。

そんな風に、現代社会に「すり合わせるもの・差別化を図るもの」の判断が必要になってきますよね。

当たり前かもしれませんが、「心変わりは人の世の常」ということで。これだけなんでも溢れていると、万人にウケようとするは難しいです。でも、何か「きっかけ」があれば「行ってみたい・やってみたい」という部分が隠れているとも思っています。


そんな多様な「!」の瞬間を少しずつ見つけていければと思います。


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「場の運営」に限らず、何かを続けていくためには、お金を生み出さなければなりません。

見える・見えないにかかわらず、みんなが「必要」だと思ったものにはお金が集まる気がしていて。


もちろんお金以外にも必要なことってたくさんあるんですけど、現実的に考えて今無一文になったら生きていけませんしね。


短期的には見えづらいものでも、長期的に見たときに「必要になる」モノやコトをこれからも考えていきたいです。

そんなコトを頭の片隅に置きながら、忘れないようにこうやってログにする。

そんな作業をnoteでコツコツしていこうと思っています。


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anna namikawa
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