今に至る過程の話/結
その当時
「変わらないものを変えるのは無理だから、自分の考え方と生活をある程度変えるしかない」
という結果に思い至ったものの、分かったことを簡単に実行できたら誰も苦労しないわけで、私は大変元気がなかった。
元気がなかった、といっても子の介護は毎日滞りなく続けていかなくてはいけないのでなんとかやっていたけど、畳んでしまうべき洗濯物の山を目の前に「何からやればいいかわからない」「畳んで分類ができない」「畳んだものを全部同じ山に積見上げることが精一杯」「床に落ちているゴミに気付いていても拾えない。見えてるのに動けない」そんな状態だった。
好きなものを意識的に見るようにしよう!と、その頃から好きな韓国俳優のドラマを見るようになる(ホテルビーナス、王の男で見た目がめちゃくちゃ好みだけど韓国語わかんないからなー‼︎と思いつつ、それでもたまに画像検索するくらいには好きな俳優さんだった)
だがしかし。彼の出演作は大概暗いのであった...。
好きは好きだけど、親を目の前で殺されたり殺人の濡れ衣で命を狙われながら逃げ回ったり。これじゃあ元気が出るわけがない。
韓国文化に興味が出てきた、と呟いたらシャヲルとエルプのフォロワーさんにKPOPを勧められCDも貰い(なんでCDくれるの?と当時は思ってたけど今ならわかる。握手券とか特典のために複数枚買うし、余ったCDは布教として渡されていたということを。)これいいね、と言っていたら「最近人気のSEVENTEENてグループがいるんだけど、好きそう」と言われたのであった....
今も思うけどほんとにこの一言がなかったらどうなってたんだろう....
離婚したいって言ってる相手の金で図太く生活し続けることは、それだけで常に自己肯定感に下降ベクトルがかかる。子の介護は当たり前のことだし、それすらやらなかったら仕事もしてないし(子のてんかん発作が続いてパートはやめた)価値がない人間だと思わずにいられない毎日だった訳で。
現実の何が変わったわけではないけど、歌とダンスと MVとコンサート動画を見ているとそういう嫌なことは一旦忘れられて、それが救いだった。
「誰かを応援する愛する心は素晴らしいけれど、その対象がアイドルというだけで否定的な視線を受けることもある。それを変えるために、もっと成長して、かっこいいアイドルにならなければいけない」
これは最近になってもずーっと言ってくれてるリーダーの言葉で、これに似たことを他の子も言ってて。(誰かを応援して愛せるってだけですごいんです!的な)
好きになっただけで褒めてくれるなんて思わないじゃない。
とにかくザクザクに疲れ切ってた私の気持ちはそんな彼らに救われた訳でした。
というわけで、デビュー6周年おめでとう、大好きなアイドルSEVENTEEN。一生推すわ。最初で最後の最高の13人。
最後のこれが言いたいがために、不慣れな長いながい文を書いてしまった:)