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ごめんね。って言えたら楽。

秋はどこへ行ってしまったんだろう。
彼女とモンブランの食べ比べをまだしていない。
栗もむいていない。
紅葉をイメージした秋の吹寄せおこわも
まだ作っていない。
あとあと、秋の大好きなやつ、
いろんなきのこ、マッシュルーム、えのき、しめじ、エリンギ、舞茸、ひらたけ、をどっさり用意して、ニンニクをパセリをみじん切りして、オリーブオイルで炒めて
最後にレモンを絞る。
パスタの付け合わせでもいいし、
バゲッドにハムとチーズと、きのこ炒めを挟んでも最高に美味しい。

おなかすいたな。


だけど、彼女と、新米ならもう10銘柄は食べた。
彼女は多分、そんなことに気づいていなくて、でもそれくらいでいいと思ってる。

「今日のお米は、龍の瞳だね?」なんて言われても私は多分ちょっと困ってしまう。

私は私で、
彼女がしてくれることに気づかないこと、
いっぱいあるんだろう。

私が気づいていないところで
頑張ってくれていることもあるんだろう。

言うに言えないことも、あるんだろう。

それでも今日も隣にいてくれる。
1日の終わりは一緒にいる。
1日の始まりにも隣にいる。

今、夜中の1:55で、寝室の明かりがついている。

先月までの私は、
その明かりにふらふらと引き寄せられて
やるべきことをやらずに1日を過ごしてきた。

そのツケはちゃんと自分にやってきた。

ということは、自分の決めたやるべきことを
日々淡々とこなしていったら、
きっとそれはいつかの私を助けてくれるんだろう。

それは、必ず彼女との未来を明るくすると信じて私はやることを終えて、
彼女の待つ寝室に行くようになった。

そして、もしもまだ彼女が起きていたら
12月、温泉旅館の「ふふ」に行こうと誘って、もう予約をしよう。

だって、秋があっという間に終わってしまったように私たちの12月もあっという間に終わってしまう。


今日は悔しいことがあって、
拗ねて、不貞腐れて、逆ギレして、
だってあなたが悪いんじゃん!と言いそうになって。

でも、「ほんと、そうだよね。ごめん」って思った。

あーー、でも私、「ごめん」までは言ってなかったな。
言いに行こう。
寝室にいるし。
こういうとき、一緒に暮らしてるっていいな。

私は彼女に、もっと「ごめん」って言わなきゃいけないことがいっぱいあって。
でもそれは、ごめん以上に、「ありがとう」の数でもある。

ごめん、ってもっと言いたくなる本、
それが私が尊敬する小田桐あさぎさんの新刊
「女子コミュ」

もうほんと、もっと「ごめん!」って言えたら私は生きるのが結構楽になった!!



よし、寝室にいこっと。

おやすみなさい。
今日も読んでくださってありがとうございます。






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