自由な人生が始まった⑥
気持ちに余裕ができてくると、いろんなことを思い出す。子供の頃から嫌ーな子でした。今思えば子供らしくなかったなぁ。表面は十分に子供だったけどね3、4才の頃だったと思うけど(今になると記憶は曖昧)何をしたのか?なぜそう言われなければいけないのか?もう、何も覚えていない。「あんたはもういらないから、どこへでもすきなところへ行きなさい!!!」と母は言う。イライラしてる様子もなく、怒っている様子もなく、、、そんな事を言われても、、、どこへ行けばいいの?親戚がある訳じゃなし、知り合いもなし、越してきてまもないんだもの。この小さな子供の何が気にいらないの?どうしろって?どこへ行けって?何がなんだかわからないし行くとこもないし、、、小さな頭で考えつくことってタカが知れてる。しょうがないので押入れに隠れてジッと動かず、音を立てずに〜まもなく押入れの外の声が聞こえてくる。もしかしたら、ぐっすり眠っていたのかな⁈(あれこれ納得いかない!と思っているにもかかわらず、眠れるってなかなかの度胸だよね笑)姉も兄もいて、夕飯を食べるためにみんな座っている様子。すると本当に驚きの言葉が!!「◯子は、どこ行ったのか、まだ帰ってないのよ」えっ!どういうこと!あなたが「出て行け」って言ったはずそれが、さも私がいつまでも遊んでて帰って来ない⁈と言わんばかり。なんという人だ!それが「母」か!納得いかない。
また、小学生の頃10才くらいだったかな。一緒にお肉を買いに行った時、お肉を売ってもらったのに当たり前のように黙ってお店を出た。あれっ「ありがとうございます」を言わないの?売ってもらえて有難いのに〜もし売らないって言われたらどうするつもりなのかな?そういうことが時々あって、自分の母なのに他人をみるように冷めた目で見てる。これじゃぁ可愛くない子だよねー。一応親子のように振舞っているけどね。だって、子供だから、稼げないし、家を出て食べてはいけない。やっぱり物乞いはしたくないし(どこか、カッコつけてる自分がいた)ここは大人しく親の言うことを聞いておかないと、、、私が結婚して子供ができたら、絶対にこんな言葉を発しない!と強く思ったのでした。なんだかんだ言っても結婚するまで家を出れなかった弱気な私でした。思い出したくないことも思いだし、ますます母への恨みつらみは膨れ上がる。
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