自由な人生が始まった⑩

いつまでも続くのかー!この「うらみつらみ」!一生背負って生きていくのか⁈そんな気持ちで過ごして楽しいのだろうか?いろいろな方々が、自分のしたこと、言ったことは返ってくる!とか相手は自分の鏡とか!ありがとう、感謝の気持ちを持とう!とか話してる。本にも書いてある。言葉に気をつけ、態度に気をつけ、ありがとうを頻繁に言ったり、、、でも根底にある「恨みつらみ」は変わらないのはなぜ?母に対しては、心底そんな気にならない。父は、いつも「母のおかげであなた達の今がある」と言っていたので、母に対してうっかりしたことは言えない。言えなかった。そもそもこれが良くなかったのではないか!『そんな事を言われるのは嫌だ』とか『それは嫌い』だとか『そんなことはできない』とか自分の気持ちをはっきり言えたら、ここまて「恨みつらみ」はなかったのではないか?と思い始めた。父が他界しもう遠慮はいらない!と思ったのだろうか?ある日、母に少しだけ子供の頃のことを言ったら、なんとなんと素晴らしい!素晴らし過ぎの言葉が返ってきた。「20歳過ぎたら自分の責任よ!」次の言葉は「とんでもない親だねぇ」愕然として、何も言葉が出て来ず頭の中でどう解釈をすれば良いのか?と、、、次の瞬間『考えるだけ無駄!』と。こういう人なんだ!と思うしかない。と母に対して二度と言うことはなかった。違った意味でご立派!と言いたい。そういう育ち?そういう時代?と勝手に納得させる理由を考えてしまった。

父が亡くなった後一週間、とにかくダラシなくした。例えば帰宅して玄関で靴を揃えず、下駄箱に入れず、あっちこっちに脱ぎ捨て、持ってた物を点点と置き、着替えた服も脱ぎ捨て、寝る前に翌日着る洋服の用意もせずに、、、といった具合で。一週間やってみたら、やっぱりキチンと揃えたり、用意をした方がいいという気持ちになり、元に戻った。自分の意思でキチンとしようと決めたのだ。その方が何かと都合が良いことがわかった!きっと無理にさせられていた!という気持ちが強かったのか、子供の頃はイヤイヤやっていたのか。几帳面な父に反発できなかった、のでやっと反抗期を迎えたのだった。今頃ですが(笑)父を大好きだと尊敬してると思っていたけど、嫌なことだってあったんだなぁとつくづく思った。

両親が他界し、ようやく好き勝手にできる!世間体だの、人の目だの、なんかわからないその他諸々、気にせずになんでも出来る!と。じゃあ何もできずに、何もしないできたのか?というと、そうでもないのだ。案外好きにやってきたかも⁈という部分はある。こんなことしていいのかなぁ、と思いつつもいいんじゃない、と自分にok出したりしていたのだから〜。

両親がいなくなり、お仏壇はないけど、両親の写真と祖父母の写真を置いて毎朝ご挨拶をするようになった。なぜだろう⁈ある日、ずっと溜まっている物を出したらいいんじゃない!まあ、相手はもういないけど、いつまでも良い子をしてないで〜腹が立ったことを言っちゃえ〜ともう一人の自分が言う。少しずつ声が大きくなっていく。なかなか決断できない。相手がもういないんだから今こさらですが反抗期をやってみたら⁈ー続くー

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