ささやかで、切実なお願い。
最近、判明したので
カミングアウトでもなんでもないのですが。。
先日、Xでトレンドに上がっていたので
これを機に、この場をお借りしてお伝えしようと思います。
これから話すのは
私自身の身体的な話であり
あまり心地良く思わない方もいらっしゃると思います。
マイナスな部分もあります。
ご迷惑をおかけすることもあります。
不快に思うかもしれません。
あまり見たくない、知りたくないという方は
そっと閉じて頂くことをおすすめします。
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結論から言うと
今年に入って、私はパニック障害の診断結果を受けました。
先日
「ザ!世界仰天ニュース」でも
格闘家の武尊さんが打ち明けておりましたね。
それをたまたま飲みの席で見かけ
自分も打ち明けようと思ったのがきっかけでした。
診断結果をもらったのはつい最近で
症状は2年前から身体に現れていました。
2022年の11月。
新しい職場へ向かう電車の中で、発作が起きたことが始まりでした。
いつも通りの満員電車の中で
急に、なんだかいつもと違う感覚に襲われました。
手足が痺れ、だんだんと頭もぼんやりとしてきて
立ちくらみに似たような感覚で
(あ、これは倒れるかもしれない)と思い
その場で座り込んでしまいました。
車両の真ん中側にいたので直ぐに身動きも取れず
次の駅で降りて、視界がだんだん狭まって意識も遠のく中で
なんとか近くのベンチに辿り着いた所で
私の意識はそこで途切れました。
気づいた時は、知らない女性に心配そうに声をかけられていて
『大丈夫です』と答えていたようにも思います。
徐々に視界も戻っていき、少し落ち着いた頃にまた電車に乗り
その日はいつも通りに勤務しました。
その時は、コロナ明けの久しぶりの外出だし、体力が落ちたのだろう。
味覚と嗅覚もなかったので、終わりの見えない回復に不安を抱いていたストレスかもしれない。
そう思い、次の日も、その次の日も通常通りに通勤は出来ていたので
あまり重く受け取っていませんでした。
しかし、しばらく月日が経ってから
また同じような症状が起こるようになりました。
次に発症したのは、観劇でした。
当日制作のお手伝いとして客席の後ろ側で観劇していた時
物語が始まる直前の暗転で
急に不安感と動悸が止まらなくなり
また失神しそうな感覚に襲われました。
息を吸っていても、肺に行き渡らない感覚。
息もちゃんと吸えてるのか分からず
酸欠で倒れそうになり
この時も、這うように客席から離れ裏口から出ていきました。
次は、イベント会場からの帰りのバス内。
これも、動悸と不安感、呼吸が上手くできない感覚でした。
今までと違うのは
その場から離れることが出来なかったので
次のサービスエリアまで、
ネットで調べながらツボを押したり
腹式呼吸をしてみたり、飴を舐めてみたりなど
ずっと落ち着かず、早くこの感覚から逃れたい一心でした。
ネットで症状を調べてもどこへ診察すれば良いのかわからず
そんな状態を続くことを友人に話したところ
おすすめされた心療内科にて
軽度のパニック障害の診断を受けました。
それからは、症状が分かった安心もあったのと
薬も処方してもらっていたので
平穏な日々を過ごしつつも
やっぱり症状は時々出るので、その度に辛い思いをしてきました。
そもそも、パニック障害とは。
電車に乗っている時や会議の途中
緊張感がとけてホッとした時などに
特に誘因なく急に動悸、発汗、呼吸困難
ふらつき、吐き気、冷感などの身体症状が出現し
それを何回も繰り返す症状をさすそうです。
(ネット調べ)
言葉にするのが難しいのですが
突如、なんの前触れもなく襲う不安感(そわそわするような感覚)で落ち着かない、呼吸困難、動悸です。
パニック障害で死ぬことはありません。
ですが、発作が起きてる間は
不安な状態が続き、呼吸が上手くできない感覚、動悸と同時に発症するので
死なないとは分かっていても
死ぬかも、という感覚には変わりありません。
今まで好きでできていたことができなくなってしまったこと。
観劇も、体調を気にしながら観てしまうこと。
先日のディズニーでも、好きなアトラクションに乗るのが困難だと発覚したこと。
今まで大丈夫だった場所が、不安と恐怖対象になってしまったこと。
稽古期間中のふとした時も
部屋に居る時も、人と話してる時も
実は何回か発作を起こしていて
静かに、必死になって落ち着かせようとしていたこと。
どんどん、今までの自分の身体じゃなくなっていく不安と恐怖で
毎日のように泣く日もありました。
自分がパニック障害だとわかってからは
お世話になることが多かったので
最初は、殺陣イベントの主宰のみに打ち明けていました。
迷惑をかけたくない。
降板させられたらどうしよう。
今後、お仕事来なくなったらどうしよう。
今まで通りに接してくれなくなったらどうしよう。
発作が出た時に迷惑かけたらどうしよう。
注目を集めるみたいで嫌だな。
出来れば知られたくないな。
今までと違う接し方されたら嫌だな。
そんな思いからなかなか言えず
発作が出ないことを祈りつつ稽古に挑んでいたのですが
連続で発作が起きていたことや
隠しきれない状況もあり
万が一にと、打ち明けたところ
返ってきた返答は、とても温かいものでした。
それからは、話すのに少し躊躇しつつも
最低限、
主宰、芝居中での関係者、心を許せる人たちには
少しずつ、打ち明けるようにしました。
何かあれば遠慮なくいつでも言ってね。
他にも見てきたから、大丈夫。
無理だけは、絶対にしないでね。
いつでも話し相手になるよ。
迷惑だと思ってないから、安心してね。
『一緒にお芝居楽しもうね』
私の場合
何か別のことに集中してる時
例えば、芝居に集中する。
趣味に没頭する。
友達とご飯に行ったり遊びに行ったりする。
お話しをする。
仕事をする。
そんな時は、発作が起きることはなく
むしろ気持ちが晴れ、いつも通りの自分でいられました。
発作が出る度に、薬を飲んで落ち着かせる
といった、まずは自身で対処できることから始め
それでも無理な場合は、助けを求める。というような形で
徐々に、周りの人達の手を借りながら過ごすようになりました。
迷惑かけたくない。
自分一人でなんとかしなきゃ。
私よりも辛い人はいっぱいいる。
こんなことで甘えちゃダメ。
弱音は吐いていられない。
心配はかけられない。
応援してくれる人たちのために
明るく笑ってる姿を見せなきゃ。
頑張ってる姿を見せなきゃ。
そうこうしているうちに、ふと
……疲れたな。
なんもやる気が起きない。
趣味に没頭できない。
好きなことが好きでなくなった。
好きなことから離れたくなった。
好きな人が好きじゃなくなった。
出かけたいけど、外に出るのが辛い。
……しんどい。
そう思ってる事に気づいた時には
自分が思ってる以上にボロボロなのと
限界が来ているんだな、と今更ながら
改めて思い知らされました。
「告知をくれたから、順風満帆なのかと思った」
今日も、友人からそんなことを言われましたが
全然そんなことありません。
演者だから。
弱ってる所を見せちゃいけないから。
心配かけさせちゃいけないから。
元気に活動してる姿を見せてるだけ。
ただそれすらも疲れてきました。
一番最初に打ち明けてからは
自分が思ったより、優しい人たちに恵まれていること。
いつでも声をかけてね、と手を差し伸べてくれる人が
案外、たくさんいることに気がつきました。
性格上、人に頼れず、親ですら素直に頼れず
ボロボロになってから助けてもらうことが多く…。
いい加減、ボロボロになる前に
周りの人達に目を向けて
優しさに甘えたらいいんじゃない。
頼ってもいいんじゃない。
迷惑だなんてお互い様。
もっと自分自身を大切にしてほしい。
自身の気持ちに素直に向き合い始める時なのかなと
ふと思いました。
こんなことでくたばってられっかよぉぉ!という本音。
でも疲れた、という本音。
迷惑かけたくない本音。
でも助けてほしい本音。
ある日、知り合いの方からヒーリングを受けたのですが
曰く、私自身にある愛の泉が枯渇しているそうです(笑)
与えることが義務になっていて
他者からの恩恵や水の貰い方がわからなくなって、むしろ自身でそれを堰き止めているそうです。(あくまでイメージ)
発作が出る原因は、今でも分かりません。
今は、心療内科に通いつつ、薬を処方してもらいつつ
自身と相談しながら、治療を受けています。
意味もなく泣いたり
外に出るのがしんどかったり
在宅勤務も相まって、外に出る機会や人と会う機会が減り
少し悪化もしていて、若干の鬱の恐れもあるそうです。
治療を受ける、心療内科に通うなんて
最初でこそ躊躇っていましたが
芝居が大好きなので。
私は人が大好きなので。
そんな自分が好きな自分でいられるために。
私が芝居を続けられていけるために。
ほんの少しだけ、助けていただけないでしょうか。
私自身が立ち上がるための力を貸していただけないでしょうか。
ご飯に行こう!全然行きます。
○○行こうぜ!全然行きます。
最近、何してる?
この間、○○があってさあ。
仕事で○○やっててね。
……
私は人が大好きなので。
人とお話してる時が大好きなので。
そして、寂しがり屋なので(笑)
他愛ない話でも、芝居の話でも
愚痴でも、思い出話でも
恋愛の話でも、価値観の話でも
マーケティングの話でも(むしろ頭使う方が楽しい)
少しでも、杏珠の様子がおかしいな?
と気づいてくれたなら
発作が出てしまって落ち着かなくなってしまったなら
背中とか、肩とかさすってくれると嬉しいし
隣に居るだけでもありがたいのです。
会えなくても、LINEで話してくれるだけでも
だいぶ落ち着きます。
DMも大歓迎です。
日頃の皆様の活躍を告知文で送ってくれるのも嬉しいです。
(体調によってはお断りしちゃうかもだけど)
(お席の相談をすることもあるかもしれないけど)
ここまで話したのは、
自分だけの身体じゃないこと。
今の私では、ひとりで立ち上がることが出来ない。
と判断し、助けを求めました。
本当はこんなことをここで話すべきじゃないと思うし
自身の問題でなんとかしなくちゃいけないと思ったのですが
認知してもらうことだけでも
だいぶ心が落ち着いてきたのと
今の私にできることが
『人に助けを求めること』だと思い、綴らせていただきました。
ここまで見て下さった方、本当にありがとうございます。
いつになるかわからないけれど
長くお待たせしちゃうかもしれないけれど
私が大好きな私で
助けてくれてありがとう!
と、心から伝えられるように
その手を貸してくれると、嬉しいです。
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