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データと主観:プロダクトマネジメントにおける判断のバランス
プロダクトマネージャーとして、データに基づいて判断することを重要視しています。データ分析のスキルを磨き、データアナリストと協力してデータを分析し、判断を下すことが多いです。面接の際にも、データに基づく判断の重要性を強調しています。私は四年間、主観に基づく判断よりもデータに基づく判断の方が優れていると感じてきました。データがあれば、上司やチームを説得することができます。
今年、ある新しい機能の開発において、データに基づく判断ではなく、社長の主観に基づいて決定されました。私はその時、リスクがあるから簡単にMVP(実用最小限の製品)を作る方が良いと提案しましたが、主張が認められず、最終的には社長の意見に従い、その機能を開発しました。
この経験は今でもよく思い出されます。もしあの時、別の行動を取っていれば、その機能は開発されなかったかもしれません。今は社長の考えをよく理解しています。当時、私は市場や会社全体のことを考えず、ユーザーのことばかりを考えていました。この経験を通じて、社長や営業の立場を理解し、彼らの味方になることの重要性を学びました。
今日、『BUILD』の第六章「データか主観か」を読みました。
データに基づく判断 事実や数値を収集し、分析し、議論することが可能で、それに基づいて自信を持って決定を下せます。判断を下すのも、正当化するのも比較的容易で、チームのほぼ全員が納得しやすいです。
主観に基づく判断 参考になるデータや裏付けとなるデータが十分にない中で、自分の直感やビジョンに基づいて決定を下さなければなりません。このタイプの判断は常に困難で、周囲から疑問視されることが多いです。結局のところ、主観は人それぞれ異なるものです。
私はこれまでずっと、データに基づく判断が優れていると思っていましたが、この本を読んで考えが変わりました。
三つのポイント
完璧なデータがそろうのを待ってはいられない。決断を下すとき、データは参考にはなるが答えをくれるわけではない。
チームに正しい方向に向かっていることを説得するときは、ストーリーを語ることが重要です。また、主観に基づく決断の結果に責任を持つことも大切です。
A/Bテストやユーザーテストはプロダクト・デザインではない。単なるツール、テスト、せいぜい診断手法だ。何かがうまく機能していないことは教えてくれても、その直し方までは教えてくれない。
行動: 主観に基づく判断を嫌がるのではなく、積極的に練習し、理解を深めていきます。
『BUILD』はトニーの経験をすべて教えてくれました!仕事で悩みがある方には、ぜひおすすめです!