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「わたし」を思い出す

「わたし」は「わたし」を知りたい。
「わたし」は「わたし」を思い出したい。

その思いが、自分という肉体もそのキャラクターも、そして自分以外という肉体とそのキャラクターも、宇宙も、惑星も、その惑星にあるものすべても、空間も、時間も、そこで繰り広げられるドラマもすべてを創造した。

そして、わたしを思い出すためには、思い出していない状態が必要だったので、「わたし」はすべてを忘れた。

だからこの世界で、「わたし」のやるべきことは、たったひとつ。

「わたし」を思い出すこと。

そして「わたし」を思い出した「わたし」は、「わたし」に戻る。

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