好きな人の彼女に慣れないわたし『追われる女プロジェクト』

私には好きな人がいる。
不意に恋に落ちてしまった。
40数年生きてきて、恋の一つや二つ、傷つく事も傷つけた事もある。
あの時に学んだ数々の経験は全く活かされず、
無防備に恋に落ちてしまった事を今更ながら後悔している。

私より少し年下の彼とは共通の趣味で知り合った。
少し知っている程度だった彼とご飯を食べに行く事になり、
その時に恋に落ちてしまった。衝撃的に。

残念ながら私の恋心は上手く隠せず、
電話をしたりLINEをしたりしているうちに、彼に気づかれてしまうことになる。

「好きのレベルが違う。安心や楽しさはあるけれ彼女にするには”ときめかない”。」

今までの私ならそんな事を言われたら憤慨して、二度と会わないと思ったのかもしれない。
愚かにも、彼の人生に関われるならば、それでもいいやと思ってしまった。

あれから幾つかの季節を共に過ごし、いくつもの夜を共に過ごしたけれど、
未だ好きな人の彼女には慣れていない。

彼のインスタをこまめにチェックしては、一喜一憂したり。
彼からLINEが来てると上機嫌になったり。
デートの次の日は寂しくて落ち込んだり。

冷静に客観的に見ると、かなり痛い女だ。

恋は盲目というけれど、それは本来の自分を見失う事でもある。盲目になってはいけない。

このまま彼との関係を切ろうかと悩んだけれど、
自分を取り戻しながら、まだ彼を好きでいよう。

好きな人から追われるように私を成長させよう。

そんな私のプロジェクト、好きな人にときめかれるひとになれるように。

不器用な恋愛ですが、応援してくださると嬉しいです。