ネガティブになったっていい
わたしは正直、スーパーポジティブな人間ではない。常に悲観的ではないけれど、どちらかというとネガティブな感情を抱きやすいと自分では思っている。
昔は、ポジティブオーラ全開の、自分とは反対側にいるような女の子に憧れていたけれど、さいきんはこんな自分も悪くないと思えるようになった。
創作には、ネガティブな感情も必要だ。常にハッピーで満たされていたら、胸のうちを吐き出す必要もない。「こうだったらいいな」という想像の世界を作ることもない。だから、わたしにとっては必要な要素なのだ。
そう思えたら、ネガティブな感情を必要以上に排除することもなくなった。落ち込んだときはそのまま気持ちが戻ってくるまで無理はしないし、どうしてそう思ったのか、どう感じたのかをむしろ書き留めている。
落ち込んだときに無理に明るく振る舞うと、傷がそのまま癒えずにずっとしこりのように残ってしまう。自然に治癒するまで、ゆっくりじっくり時間をかけて見守ってあげたほうがいい。
つらいときはつらいと自分の感情を認めてあげたいし、周りのひとがつらさを感じているときは、戻ってくるまで待っていたい。
人生は、想像していない出来事が起こる。こんなはずじゃなかったのにと落ち込むこともある。でも、ネガティブな感情があるから、うれしいことをうれしいと感じられるし、深みのある人間ができあがるのだと思う。
だから、マイナス思考が悪、ネガティブはダメだとは言わず、そんな自分も受け入れてあげられたら楽になれるんじゃないかな。
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