「希望の火」が世界にもたらすものとは?
「希望の火」が今、すごい勢いで広がっている。
でも希望の火について知らない人もまだいると思うので、ちょっと「希望の火」について書いてみたいと思う。
「希望の火」は2019年9月に長崎の浦上天主堂で誕生した。
前夜祭の鹿児島から始まり、長崎〜広島〜京都〜東京など約50箇所を巡った。
日本各地で祈りの込められた希望の火は、来日したローマ教皇の長崎・東京ミサで灯された。
こちらは、希望の火の活動が始まった時に作られた希望の火物語だ。
過去の苦しみを未来への願いに変える「希望の火」はコロナの直前、誕生した。少しでも後だったら、「希望の火」はこの世になかったかもしれない。
本当に奇跡的な、人類の「希望の火」として誕生したのだ。
私は、その時はただ単に漠然と何かすごいことが始まったな〜と感じていた。
「希望の火」には、原爆の残り火をはじめ、世界各地の歴史的な火、偉人の火、聖なる火など、これまで16の火が合祀されている。
それぞれの火には、多くの人類の祈り・願いが込められている。
中には、数百年灯されている火、1200年も灯され続けている火もある。
それだけでなく、「希望の火」には原爆やホロコースト、人種差別や植民地のなかで虐げられた、亡くなった人々の願いも込められているように感じる。
さらに、現在も多くの人々の祈りが込められ続けている。
インド、ネパール、イスラエル、ヨーロッパ各国、イギリス、カナダ、アメリカなど世界各地を巡り、ダライ・ラマ法王14世、ローマ教皇をはじめ、20万人以上の人々の未来の平和への願いが込められている。
最近は特に、その希望の火のエネルギーがパワーアップしているように感じる。人々がそのエネルギーを必要としているからなのかもしれない。
先日行った「希望の火」ワークショップでも、サポートで来てくれていたメンバーが、蝋燭に灯された「希望の火」が部屋の中に運ばれただけで、すごく汗が出るくらい暑くなったという。参加されていた方も何か感じたのではないかと話していた。
ワークショップでは、「希望の火」の不思議なパワーや、祈りや利他などをテーマにさまざまな体験をする。
一度希望の火に祈りを込めた方は、火種が心に灯る。
いつでも思い出して、イメージするだけで氣がアップする。なんてことも体験する。
これまで「希望の火」に一度でも祈りを込めたことのある方は、ぜひ、希望の火をイメージして日常を過ごしていただきたい。そうするとなんとなく体が暖かくなったり、リラックスしたり、何かに包まれているような感じさえする人もいるかもしれない。
人類の共同作業で、平和への願いを形にする「希望の火」。
だからその火が灯る場所には、平和な融合感が広がる。暖かくなる。
時には涙を流す人もいる。
それは、時間や空間を超えて、そこに込められた人々とのつながりを感じるかもしれない。それは、人の祈りを奥にある人間存在を超えた大きな何かとのつながりかもしれない。
「希望の火」をみて、人々がなんともいえない”そこはかとない”ものを感じたり、神々しさのようなものを感じるのは、そんなことがあるのかもしれない。
そのような体感がある時、人々の心は平和だし、暖かい。
そんな暖かさや優しさをたくさんの方と分かち合っていくとき、世界は少し平和に近づくのではないだろうか。
ぜひ多くの人に、「希望の火」に祈りを込めていただき、不思議な心地よい体験をしていただきたい。未来の平和への願いをリレーしながら「希望の火」が世界各地を巡り、時代を超えて未来へ灯されていったらどんなことになるのだろうか、、、
これからは、もっと日常的な形で「希望の火」に触れる機会が増えていくだろう。
宗教も、国も、人種も超えて、人々が、ただ未来や世界が良かれと願う心で繋がる「希望の火」。分断から融合の時代へ。
もし、「希望の火」をイベントなどで灯したいという方がいたらホームページなどから連絡をいただけたらと思う。
そして不思議な体験してみたい方は、ワークショップにも参加できる。
どんどんパワーアップしている「希望の火」に触れていただき、その暖かさ、心地よさを体験してみてほしい。
初めは、漠然とすごいことがはじまったな〜と思っていた、「すごいこと」というのが、いま、想像を超えてはるかに大きくなっている。