善き人になりたい『シェフは名探偵/ドラマ』
やっぱり人の善性を信じている作品が好きだなと思う。
Netflixで西島秀俊さん主演の『シェフは名探偵』を一気に見ました。
去年テレビ東京で放送をしていたドラマなのだけど、原作は近藤史恵さんの小説〈ビストロ・パ・マル〉シリーズが原作になっている。
小説が原作だということを知らずに見たので、オープニングで原作としてシリーズのタイトルが出てきたときは驚いた。
西島秀俊さんは大好きな俳優さんなのですが、けっこう公安警察や刑事やSPとかハードボイルドな役柄を演じるイメージが多くて、個人的には『きのう何食べた?』のシロさんみたいなほのぼのした、あまり命の危険がないような()役も見たいなと思っていたところだったので、今回このドラマに出会えてよかった。
西島秀俊さん演じる三舟シェフとレストランで起こる人間ドラマの一話完結型ストーリーなのですが、殺伐としていなくて結末がほっこりするような内容になっている。
すごい心に優しいというか、おじやみたいなドラマ。
やっぱり私は結末としてハッピーエンドが好きだなと思った。
そりゃ人生も、人間も単純じゃないしキレイなものばかりではない。
こんな上手くいくかー!と思うような結末に見える人もいるんだろうと思う。
悪意にまみれたことなんてたくさん起こる。ままならないことばかりがリアルの世界で起こるからこそ、人間の善性を信じたフィクションに救われる。
善き人間を見ると善き人間になりたい、そうありたいと思うし、生身の人間に失望したくない。
Amazon PrimeVideoでもNetflixでも見られるので、まだ見ていない人はぜひ。
Amazon PrimeVideo
Netflix
https://www.netflix.com/jp/title/81596135
原作のほうもすごく気になるので近いうちに読みたい。