おくすり手帳のはなし

ちょっと考えちゃう薬局のはなし 4にいく前に、少し脱線して、おくすり手帳の話。

この数年、おくすり手帳を作っても、コンスタントに通院しない(風邪とか、流行性結膜炎の通院なので)いつも、手帳をなくしてしまって、シールを捨てているので、もう手帳は要らないと思っているのだけれど、今回は長い治療になるかもしれないし、服薬歴の管理はした方が良いと思って、前から気になっていたスマホのアプリをダウンロードして服薬管理を開始しました。

しかし、まだまだ電子おくすり手帳のQRコードに対応していない薬局が多い。そんなわけで、一週目も二週目も、手入力してみたんだけど、この手入力が項目が多くて、とてもめんどくさい。せめて、先週と同じ内容なら、データ引用できたらいいのに…。

3週目に調剤薬局を変えたのだけど、この薬局でも、おくすり手帳のシールは自動的に添付されていて、そのシールにQRコードが付いていなかったので、ちょっぴりガッカリして帰宅。あぁ、今週もアプリに手入力しないといけないのかーと思いながら、添付されていた保険調剤明細書を見ていたら…

電子おくすり手帳用QRコードが!!

ついてる!!!

試しに読み取ってみたら、ちゃんと調剤内容が入力されていました。アプリ起動して、撮影するだけなので、5秒で終了。これは、想像以上に便利。

おくすり手帳について、あまり知られていないですが、今年の4月の診療報酬改定で、おくすり手帳の点数が変わりました。

個人的には、数十円の違いをとやかく言うつもりは無いんですが、わざわざお金を払って、要らないものを貰うことの無意味さと、シールを貼るだけで、何の指導もしない薬局に「薬剤服用歴管理指導料」を取られるのは、腑に落ちないわけで。

とはいえ、小心者なので、面と向かっては「おくすり手帳いりません」の一言さえも、言えなかったりするんですが…ね

更に余談。
日本の診療報酬は、2年ごと(介護報酬は3年ごと)に改定を行うことになっています。(但し、実務上での不具合や、薬剤・治療材料の使用頻度の変化などに合わせて、小さな変更・内容追加は随時行われています)

今年は、診療報酬改定の年だったので、これから医療事務関連の試験を受験予定の方は、次回は2016年まで、試験の算定方法に大幅な変更は無いはず(内容が安定しているので)今後1年が、勉強するには良い時期かもしれません。