汚部屋だった私の人生を変えた「ゆるミニマリスト」という生き方
「ミニマリスト」という言葉を聞いて、どのようなライフスタイルを連想するでしょうか?
何もないガランとした部屋に、白あるいは黒一色のシンプルな服を来た人がぽつんと座っている……。
こんなイメージを持っている方が多いと思います。
それでは、「ゆるミニマリスト」という言葉を聞いたことがありますか?
簡単に言うと「ゆるくミニマリストを楽しむ」ライフスタイルです。
私は1年前、「ゆるミニマリスト」に出会って人生が変わりました。
物に支配されていた汚部屋時代
それまでの私は、たくさんの物に囲まれて常に疲労していました。
気を抜くとすぐに散らかる部屋。どんどん増えていく物。
クローゼットは大量の服やバッグでいっぱい。
それなのに、毎朝「着る服がない!」と悩む。
旅行の荷物も多くて、1泊~2泊でも重くて大きな荷物を抱えるので、気軽に旅ができない。
仕事が忙しく心に余裕がなかった時期は、いわゆる「汚部屋」状態だったこともありました。床が見えないほど物が散乱した部屋ではゆっくり休んでも疲れが取れず、片付ける気力がなくてまた散らかる……負のループ。
今思うと、部屋が散らかる原因は「物が多すぎて管理できていない」から。
単純に物を減らせばいいだけなのですが、当時は「部屋が散らかるのは、自分は片付けが苦手だから」と思っていました。
そもそも「物を減らす」という発想がなかったのです。
自分を変えたくて「ゆるミニマリスト」を目指した
約1年前、プライベートでうまくいかないことが続き、とても落ち込んでいました。
「自分を変えたい。人生を変えたい」そんな風に思っているとき、ゆるミニマリストというライフスタイルに出会いました。
これまでもミニマリストに興味がありyoutubeなどを観ていましたが、オシャレや趣味も楽しみたい私にとって「最小限の物で生活する」ことはハードルが高く感じていたのです。
しかし、ゆるミニマリストは「自分の好きな物・こと」だけに囲まれた生活。ミニマリストを取り入れつつ、オシャレや趣味とも両立できる。
これなら自分にもできるかもしれない!と、断捨離を始めました。
断捨離は、これまでの自分と深く向き合う作業。物だけでなく、執着を手放す必要があるのです。
最初はなかなか手放すことができませんでしたが、何度も繰り返して約1年かけて、2/3の持ち物を手放しました。
「ゆるミニマリスト」になって良かったこと
まだまだ「ゆるミニマリスト」として修業中ですが、物を減らしたことでメリットがたくさんありました。
まずは部屋が散らかりにくくなり、掃除が楽になったこと。
これまでは「片付けができないなんて、だらしない」と自分を責めることが多かったのですが、原因は自分ではなく物が多いことだったと気付いて、気持ちが楽になりました。
また、断捨離によって「必要のない物を手放して、好きな物・大事な物を残す」ことで、これまで埋もれていたお気に入りの物を丁寧に管理できるようになりました。
これは物だけに限らず、人間関係においても「自分にとって本当に大事なもの」を見直すきっかけになったのです。
好きな物だけを厳選したことで、毎朝の服選びや旅行のパッキングも以前よりずっと楽に。引っ越しの荷づくりも半日で終わりました。
私の人生を変えた「ゆるミニマリスト」というライフスタイル。
物を減らすことで、身も心も軽くなれました。
これからも、ゆるく自分らしく、続けていきたいと思います。