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いまを大事に生きる人を増やしたい。POOLO LIFEで見つけた「新しい自分」【卒業生取材】

「あたらしい旅の学校 POOLO」とは、旅行や観光に関する事業を展開してきた株式会社TABIPPOが運営する「旅をテーマに学ぶオンラインスクール」。

全4コースあるPOOLOの中で、ライフデザインコース「POOLO LIFE」はいちばん最初に始まったスタンダードなコースです。「旅とライフデザイン」をテーマに8ヶ月間、全国から集まる多様なメンバーと共創ワークを行います。多彩な講師陣からの講義、小人数に分かれたチーム活動などを経て、自己と世界を豊かにするライフデザインを決定します。

ライフデザインコース|POOLO LIFE | TABIPPO.NET

今回は、看護師として働きながら、POOLO LIFE7期に参加中(2024年10月卒業予定)のすずさんにインタビューをしました。

自分にとってPOOLO LIFEとは「新しい自分が見つかる場所」と語るすずさん。

世界を広げたいと参加したPOOLO LIFE。どのような経緯を経て「石橋を叩いて結局渡れない自分」から「やりたいことを行動に移せる自分」に変わったのか。

すずさんの経験から、POOLO LIFEの魅力を探ります。

自分の世界を広げたくて参加したPOOLO LIFE

ーPOOLO LIFEに参加したきっかけを教えていただけますか。

これまで、家と学校・職場をただ往復する生活をずっとしてきて、それが当たり前だと思っていました。しかし、仕事に余裕が出てきて、あちこち出かけたり旅行したりしているうちに「自分が知っている世界って狭いな」と感じて。「もっと外の世界を見てみたい」と思ったのがきっかけです。

あと、POOLO LIFEの広告を見て「色々なバックグラウンドを持った人と関わることができる」という部分にも魅力を感じました。

私はずっと看護師の仕事をしているため、高校の友達も大学の友達もみんな看護師なんです。そうなると、どうしても日常の会話が仕事や病院の話ばかりになってしまうので。

ー実際にPOOLOLIFEに参加して、どのように変わりましたか。

一番は、行動ができるようになったことです。

これまでの自分は、やりたいことがあっても石橋を叩いて結局渡れないような性格でした。だけどPOOLO LIFEではメンバーが後押ししてくれたり、応援してくれたりする環境があります。その環境にいるなかで、なかなか一歩が踏み出せなかった私でも行動できるようになりました。

あとは、自分の考えや気持ちを表に出せるようになったことかな。これまでは「相手はどう思うだろう」「嫌われたら嫌だな」と気にしすぎてしまったんです。

だけどPOOLOがきっかけでnoteに自分の気持ちをアウトプットしたら、メンバーが反応してくれたり、話してみたいと声をかけてくれたり。

私は自分の気持ちを話すのが苦手なんですが、それでも受け入れて聞いてくれる、そんなPOOLOの環境のおかげで変われたと思います。

POOLO LIFEという環境だからこそ踏み出せた一歩

POOLO LIFEのメンバーと富士山登頂

ー印象に残っている「行動」を教えていただけますか。

POOLO LIFE 7期で登山部を立ち上げて、総勢12人で一緒に富士山へ登ったことですね。もともと富士登山はやってみたかったけど、登山の経験がほとんどない私は行動に移せていなかったんです。

例えば「富士山登ってみたいんだよね」って周囲の友達に話しても、「そうだよね、人生で一回くらいは登ってみたいよね」で終わってしまうと思います。だけど、POOLOの環境だと「じゃあ一緒に富士山登ろうよ!」とすぐに動いてくれるメンバーがたくさんいる。熱量が違うんですよね。

富士登山という大きな企画を自分が中心になって動かせたのは、POOLOという環境だったからこそだと思います。この経験は成功体験というか、自信につながりました。

登山中、雨を乗り越えた先に見えた虹

ーPOOLOという環境を飛び出して、隣町の若者会議にも参加されたと伺いました。これも大きな「行動」だったのではないでしょうか。

POOLOがきっかけで、もっと身近な地域でも活動してみたいと思い参加しました。

富士登山部を企画したり、いろいろな活動に参加したりして、行動することに対するハードルが下がったというのはありますね。

ー若者会議に実際に参加してみて、感じたことはありますか。

若者会議では、ゼロから地域イベントの企画を作って実行していきます。
POOLO LIFEでも4人のグループで人生の豊かさについて考え、POOLO内外の人を巻き込んでかたちにする、というチーム活動を行ったのですが、若者会議と共通する部分があって。

それぞれの活動を比較したときに、POOLOのチーム活動ではすでに相手がどんな人か理解したうえでスタートするので「自分がどう動いたらいいのか」「相手にどこまで任せられるのか」などがある程度わかっています。

一方で若者会議では、初対面で相手のことが全然わからない状態でスタートする。理解しようとしても、POOLOのときみたいにうまくいかないんです。

どうしてうまくいかないのかを考えたり、POOLOと何が違うのかを比較するなかで、自分の性格や他者との関わり方、自分はどうしたら他者のために動けるのか、などを見直すきっかけになりました。

若者会議で使っている、廃校活用の施設

行動を重ねた先に見つけた「新しい自分」

ーすずさんにとって、POOLO LIFEとは何でしょう?

「新しい自分が見つかる場所」です。

自己理解はひとりでは難しいと思うので、POOLOのプログラムを通して色々な人と話をすることで気付けた「自分」がたくさんありましたね。

行動に関しても、POOLOをきっかけに一歩を踏み出せたから「行動できる自分」を知ることができた。行動した先にある色々な経験を経て、新しい自分が見つかりました。

自主活動のひとつとして、月1で訪れたことのない県を旅行した

ーすずさんのnoteで印象的だったのが「非日常に身を置くよりも、日常の中で小さな非日常を増やしたい」という言葉でした。この考えに至ったきっかけがあれば教えていただけますか。

POOLOのメンバーは旅好きが多いので、自分もしなきゃ!って思って月に1回旅行することを決めてたんです。

旅行で知らない土地に行くのって、非日常じゃないですか。でも、毎月旅行していたら私は疲れてしまって。

それよりも、私は仕事が終わったあとに食べたご飯がおいしかったとか、近くでやっていたフェスが楽しかったとか、小さな非日常の方が心地が良いなと思ったんです。

旅をして非日常の環境にどっぷりと身を置くよりも、日常の中に小さな非日常が散りばめられている方が自分にとっては合っている。これは実際に旅をしてみたからこそ、得られた気付きでしたね。

気になっていたお店で買ったおにぎりを持って、近所の公園でピクニック

POOLO LIFEがきっかけで見えてきたさまざまな生き方

ーPOOLO LIFE7期は、今月卒業を控えています(2024年10月時点)。卒業後にPOOLOでの経験をどのように活かしていきたいか、近い将来のビジョンはありますか。

今後の自己ビジョンとして「自分で決めて行動を起こすこと」「他者と心地よい関係を築くこと」の2つを設定しています。

自分に関する部分は、POOLOの活動を通して行動できるようになったことで、少しずつ満足感や豊かさが得られるようになってきました。

自分が満たされることで、他者にも与えることができる。自分を大切にできているから、他者も大切にできる。「他者と心地よい関係を築く」ためにも、まずは自分を大切にすることからスタートしたいです。

また、看護師として色々な方の最期や、家族を失う場面に立ち会うことがあります。そんなとき、普段から「自分がやりたいことをできているか」「いまを大事に生きているか」と考えている人って少ないんじゃないかなと思って。

なので「いまを大事に生きる」という考えを広めたいです。具体的にどのようにやっていくのかはまだ模索中なんですが、何かしらかたちにしたいなって。noteもひとつの手段として考えています。

ー先ほどは、卒業直後の近い将来のビジョンを伺いました。それよりも少し先というか、長いスパンで今後こうなりたいというビジョンがあれば教えていただけますか。

いまは看護師として働いていますが、3年以内には辞めることを考えています。

もともと、なんとなく看護学校に行って、看護師になって……自分に向いているのか悩むこともあったんです。

POOLOに入る前は「看護師辞めたい、でも何をしたらいいかわからない」って感じだったんですが、POOLOでは海外で働いていたり、日本語教師をやっていたり、ワーキングホリデーをしたり、色々なことをやっているメンバーがいて。

そんな選択肢もあるのか、と気付くことができました。

最近は、日本一周や世界一周にも少し興味が沸いてきました。これはPOOLOに入る前だったら、自分では思いつかなかったと思います。

看護師を辞めて、そのあと具体的に何をするというのはまだ決まってないんですが、新しい経験をして自分の世界を広げながら「今を大事に生きるという考えを広める」方法も見つけていきたいです。

POOLO LIFEのメンバーと登った筑波山

ー「旅を仕事に」をテーマにトラベルクリエイターを目指すPOOLO JOBにも興味があると伺いました。きっかけを教えて頂けますか。

私の性格上、人に何かを伝える手段として「話すこと」はあまり得意ではないと思っているんです。イベントやワークショップなどを企画したり、提供したりすることも。

自分にはどのような伝え方ができるかを考えてみたときに、文章ならじっくり考えて納得したうえで想いを伝えられるかもしれないと思ったんです。実際にnoteを書いてみたら、やっぱりこっちのほうが自分には向いているなと。将来やりたい「いまを大事に生きる考えを広める」ことも、この方法なら実行できるかもしれない。

なので、POOLO JOBで文章を書くことを勉強してみたくて、気になっています。

編集後記

実際に行動するだけでなく、その経験から常に自分を見直して何かを得ようとする姿勢がとても印象的で素敵だったすずさん。穏やかで落ち着いた様子でお話してくださいましたが、胸に秘めた熱い思いと芯の強さを感じました。

POOLO LIFEでの活動をきっかけに見えてきた「いまを大事に生きる人を増やしたい」という夢。それを叶えるスキルを磨くため、POOLO JOBにも興味があると笑顔で語ってくださったすずさんの、今後のご活躍がとても楽しみです。

あなたもPOOLO LIFEで「新しい自分」を見つけてみませんか。

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