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関わった方の笑顔を見られるのがやりがいです

地域連携看護師に入職された方の中には、はじめての営業に戸惑い、なかなか思うような動きができず悩まれる方もいらっしゃいます。
今回インタビューした藤田さんも、地域連携看護師の業務に戸惑いながらも上司や先輩に支えられ、今では医心館東札幌を支える存在になっています。
その藤田さんに地域連携看護師のやりがいなどをお聞きしました。



藤田さんのプロフィール

社会人経験を経て2011年に看護師資格を取得。
資格取得後は、札幌市内の総合病院の透析室・療養病棟に約12年勤務。
その中で、療養先が見つからない患者・家族と接し、地域医療の課題を痛感し、「病院と地域の懸け橋になりたい」と地域連携看護師に応募。
2023年8月に入職し北海道で最初の医心館となる「医心館 東札幌」に配属。
看護師資格を取得する前は、生命保険会社でコンサルタントの勤務経験もあり、その経験を活かして現在活躍中。

医心館の地域連携看護師を選んだ理由


- 医心館の地域連携看護師を選ばれたのは、どんな理由からですか?

藤田さん:
2022年末に父ががんになり、私を含め家族みんながパニックになりました。主治医からICを受けても、看護師なのに何もわからなく、療養先などをいろいろ調べ、医心館を見つけました。
私のこれまでの経験では、終末期を迎えた患者は、療養病棟か緩和ケア病棟しか行き先がないと思っていたので「こんな素晴らしい環境で過ごせる施設がある!」と驚きました。
さらに調べると地域連携看護師を募集していたので、新しい挑戦をしたいと応募しました。


- 地域連携看護師のどんなところに魅力を感じましたか?

藤田さん:
父の事があり、がん末期の方やご家族の気持ち、療養先を探す苦労を経験したことで同じような方々の支えになれるのでは、と思いました。
医心館のような素晴らしい施設を地域に広める仕事内容と、自分の経験が活かせる部分に魅力を感じました。


神奈川での研修の日々・・・


- 入職後、東札幌で研修をしてすぐに神奈川エリアで研修に入られましたが・・

藤田さん:
当時、東札幌はなかなか周知が進まず苦戦していました。そこで部長から他のエリア(神奈川エリア)での研修をご提案頂きました。

- 神奈川エリアでの研修はいかがでしたか?

藤田さん:
研修で付いた地域連携看護師の方はお若い方でしたが、すごくテキパキされた方で、最初は入居時の流れに全然ついていけなかったです。それでも、その方が「すべて覚えるというのではなく、重要なところから徐々に覚えていけばいい」とアドバイスしてくださったおかげで、ストレスなく業務を覚えることが出来ました。
神奈川エリアで2か月間研修をして、札幌に戻りました。
札幌に戻っても、なかなかうまくいかず悩んだ時もありましたが、粘り強く営業に伺ううちに、少しずつ入居のご相談を頂けるようになってきました。
入居の調整が増えてくると神奈川エリアで学んだことが活きてきて、自分の頭の中で整理しながら対応をしていけるようになり、自分なりの工夫もできるような余裕も出てきました。


地域連携看護師として勤務して、1年半たってみて・・・


ー 地域連携看護師として業務をして約1年半になりますが、藤田さんが感じる地域連携看護師のやりがいはどんなところですか?


藤田さん:
関わったすべてのご入居者様、ご家族様が「いいところを見つけてくれてありがとう」 って言ってくださるのが1番嬉しいです。
ご入居者様やご家族様が、医心館で自由に、楽しく、笑顔で過ごされているのを拝見すると、達成感とやりがいを感じます。

 やりがいとは逆に、大変なことはどんなことですか?

藤田さん:営業にまわってもなかなか入居に結びつかないと、少し焦る気持ちが出てきます。
営業に関しては、訪問してもお時間を頂けない場合などがあり、悲しい気持ちになりますが“医心館を少しでも知っていただきたい”という気持ちが強いので、前向きにまわっています。
私の理想の形はご入居して頂いた方やご家族様から、口コミでどんどん広がっていくことです。

心に残ったエピソード


― これまでたくさんの方と関わってこられたと思いますが、心に残っているエピソードがあったら、教えて頂けますか?

藤田さん:
息子さんが、こちら(札幌)にお住まいで、ご自身と奥様は横浜に住んでいらっしゃるご夫婦と関わった時のお話です。
ご主人ががん末期で、奥様は脳梗塞を発症された後の療養中でした。
自分達が体調を崩したら、息子さんが横浜まで来ることになるので、それを避けるためにご夫婦で札幌への転居を検討され、医心館にお問い合わせを頂きました。
ご入居が決まると、状態が良くなかったことから羽田まで民間の救急車に看護師が同乗し、機内も同様にサポートを受けながら医心館までお越し頂きました。
ご入居後、ほどなくしてお二人とも亡くなりましたが、最期に短い期間でも息子さんに負担を掛けず、家族の時間を持てたという事がとても嬉しかったご様子でした。
横浜から札幌への移動の調整には様々な配慮や連絡が必要だったので、無事にご入居できた時は感動しました。

― プライベートに関してお聞きしたいのですが、オンとオフはわける方ですか?
 
藤田さん:
特に趣味があるわけではないので、ずっとお仕事のことを考えています。
オンとオフの区別を付けず、常にお仕事のことをあれこれ考えているほうが、私自身はうまくいく感じなので、特につらいと思うことはないですね。

地域連携看護師に興味を持っていらっしゃる方へ


- 最後に、地域連携看護師に興味を持っていらっしゃる方への、メッセージをお願いします

藤田さん:
医心館に興味を持たれる看護師さんは、病院での勤務経験が主な方が多いと思います。
病院で働いていると、地域連携の仕事は「ケアマネの資格がないとできないのでは」と思うと方もいると思いますが、部長をはじめ、周りの先輩方が親身になって教えてくれるので、資格や経験の有無で構えたりせずに、やりたいと思ったら挑戦してほしいと思います。


インタビューを終えて


「なかなか仕事が覚えられなかったのですが、部長をはじめ周りの皆さんがあきらめずに見守ってくれたので、今の私があるんです」とインタビューでは何度も上司である地域連携部の部長や周囲に対する感謝を語っていた藤田さん。
周囲に感謝する心が社外の方にも波及して、ご紹介の“輪”が広がっていくのだな、と感じました。


採用部では、今後も医心館内の専門・認定看護師さんのインタビューを
予定しておりますので、お楽しみに!

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