暮らしをデザインするその②
こんにちは。最近「えんとつ町のプペル」のDVDが到着して、ウキウキしているあみゅーじっくです。😊
今回は前回の記事に引き続き、「暮らしをデザインする」というテーマでお話します。
この記事では大切な3本柱のうち2つ目、「本来の人間の姿」についてご紹介しますね。
このnote.のイベントの中で、田中さんはとあることを仰っていました。
それは何か言うと。
コロナ過で人間がどういう動物であるのかをすごく考えさせられた、ということでした。
田中さんが思う、「人間」とは何か。
彼女はこう続けたんですね。
本来、心地よさやオモシロさを求めているハズなのに、そのことに目をつぶって欲望から逃げているのが人間である。
「人間」とは何か、という答えのない問いに対して、ここまで納得させられる答えを聞いたのは初めてでした。
みなさんはどう思いますか?
特にコロナ過での人間の姿を考えてみるとわかりやすいと思うので、例に挙げたいと思います。
緊急事態宣言が発令されては解消されての繰り返し。
お店の時間短縮、閉店。イベントの中止。
それはそれはもう、たくさんの人がコロナ疲れに陥りました。まだ終わってはいませんが。(笑)
お店をやっている人だけに限った話ではありません。
サラリーマンの仕事帰りの一杯。学生たちの修学旅行。家族でのお出かけ。
コロナがやってきてから、世間は「ガマン」に溢れていたように思います。
はじめは、みんなこう思っていました。
「コロナでどこにも行けないだなんて、ツラすぎる!」
そんなストレスを抱えて、身近な人との関係が悪くなってしまったり。
しかし、こうも思っていました。
「いつか、コロナが終わるハズだからそれまでの辛抱だ。」
みんな、コロナが終わることを期待しながら踏ん張っていたんですね。
コロナが早く終わってほしいと願っているという現実は、もちろん変わらず続いています。
しかしいつからでしょう。
世間から聞こえる声が変わってきたのをみなさんは覚えていますか?
「コロナがいつ終わるかわからなから、コロナと共存する社会を考えていこう。」
そう、コロナが支配しているこの毎日をいつしか受け入れてしまったんですね。
その証拠にコロナがどれだけイヤでも、当たり前のようにマスクを着けている。
まあこのご時世なので、着けるべきなんですけれども。
でもこの現実に満足しているかというと、そうではありません。
田中さんの仰る通り、私たちは心地よさやオモシロさを求めています。
そうじゃなかったら、「おうち時間」なんて言葉が生まれてくるわけがありませんよね。
何もせず、ただ寝て起きてを繰り返すだけの毎日だって送れるハズなのに。
何か少しでも心地いい空間、オモシロイことは作れないかとみんなが模索している。
つまり、私たち人間はオモシロくて、心地よくて、自由な世界を求め続けているワケですね。
ところで居心地のよい空間とは、どのような空間のことをいうのでしょうか。
谷尻さんと田中さんのお二人は、このように答えました。
人間同士で「ありがとう」の交換が溢れている空間。
私たちは、自分が持つ「ありがとう」を誰かと交換したくて、毎日その交換相手を探している、ということです。
そして谷尻さんはこう続けました。
日々、どういうときに幸せを感じるのか意識することは、毎日をとても豊かにしてくれます。
大変なときでも、心地よさやオモシロさを求めることを忘れてしまってはいけない。
仕方のない現状を受け入れ続けて、本来人間が持つ欲望を置き去りにしたままだなんて。
そんな世界、つまらないですよね。
これは決して、コロナのように大変なことが襲い掛かっても無視して好き勝手しろ、というメッセージではありません。
どうしようもない状況の中で、どうしたら最大限幸せを味わえるのか、オモシロさを実現するためにできることはないか。
これを追及する(デザインする)ことを意味しています。
他の動物と人間の違うところ。
それは「思考することができる点」ではないでしょうか。
せっかく人間として産まれているんです。
デザインする能力を持っているのにそれを放棄するなんて、もったいないですよね。
イベント内の質問コーナーにて。
Q.暮らしをデザインするうえで、田中さんの根底にある大切なことはなんですか?
A.こんなことを言っては本末転倒かもしれませんが、暮らしをデザインできるほど人間は優れていません。世の中誰も「デザイン」なんてしていません。ただ欲望に従うか否か。人間らしく生きるとは「頭をつかうこと」だと思います。
次回の記事は「暮らしをデザインするその③」です!
3本柱の最後の1つになります。お楽しみに!
過去のオススメ記事はこちら!!