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病児保育開設を目指すナースのお話。〜vol.1〜

はぁー、今日も一日が終わった。やれやれ。

訪問看護の仕事についてまだ半年。
疲労感は日に日に増すばかり。
ただ、私がこの仕事に就いたのは目的がある。

そう、私の夢は
『訪問型病児保育』の事業を開設すること。

訪問型病児保育、とは簡単に言うと
病児専門のベビーシッターということ。
お家でパパやママ、時におじいちゃんおばあちゃんに代わって体調不良のこどもを保育する。
これを私はここ和歌山市でやりたい!!

子育て経験ゼロの私がまず飛び込んだのは
こども園でのお仕事。
保育園看護師の世界。

ひょえー、かわいすぎる‥
なんだ?このかわいらしい生き物は。
何の躊躇もなく飛びついてくる。

看護師さーん、こっちに来てー
看護師さーん、見ててよー
ってめっちゃモテるやん🧡
(もぅー、じゅんばーん、取り合いせんとってー)
お遊戯会の練習を見ては涙‥
必死にかけっこする姿を見ては涙。
私の涙腺はたちまち緩み、完全に崩壊した。

元々こども好き、どころの騒ぎではないくらいのこども好き。
そんな大好きなこどもたちに毎日囲まれる、保育園での生活は私にとってたまらなく幸せで贅沢な日々だった。

ところが!
私はそんな夢のような生活をたった3ヶ月で手放すことになる。

それは、なんというか、まぁ、はやい話が

『薄給だった』

から。

これって、え?学生のアルバイト??
いやいや、違う違う。

一応調べてはいたし、事前に聞いてはいたが
予想を上回るほどの薄給‥
せめてダブルワークオッケーにしてくれませんか?

あかん、これでは生活ができん‥

そんなわけで、夢のようなこどもたちとの園生活も突如、終焉を迎えることになった。

園児が書いた私の似顔絵


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