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第10章 少年達との別れ
夜の公民館に 緊張が走る…
お兄はやはり 私の車に乗り込み
隅に隠れていた
父兄が集まってきた
コーチはと言えば…いつもの笑顔が消え
全ての免許証を抱え入室する私も
身体中が硬直していた
とても静かだった
話し合いが始まったが
そこに居た全ての人が
私を攻撃したい訳じゃないと
極少人数だと理解できた
問題視にも色んな事柄があったが……
1番印象に残るショックな内容😅は
RENTのお母様の豹変だった😱
お母様の話によると旦那様が酔っ払って
喧嘩の挙句 包丁を持ち出すという
繰り返す夫婦喧嘩が悩み…
時折相談にお母様が来ていた
彼女の豹変は何度考えても意味不明で
凄まじかったなぁ〜🙄
涙を流して語る彼女を元気づけようと
仕事の帰りにでもカフェによって
珈琲でも飲まれませんか?と誘い😱
暖かい飲み物を…
とおもてなしをしていたのだが
旦那様も呼び夕食も家族一緒に食べた…
会ってみたが…話ほど💦
当時そんなに大きな問題には見えなかった
私の見解は😅
RENTの家族とゆっくりコミュニケーション
取ってみようと思っていた矢先だった
「仕事で忙しいのに 話に来いといい
無理やり珈琲を飲まされた☕️」😳……?
「この人の訳の分からない話に
付き合わされて 無理やり色んなもの
飲まされたり…たまったもんじゃない」😳…?
自分で来たように思うけど…😅
珈琲もお代など頂いてもいないけど…
なんで?😭
そこに会長が入ってくる…
どんどん皆さんの声が遠くなっていく…
眉間にシワを寄せた人の
トゲトゲMAXのヤジが遠くなっていった
持っていった免許など必要なかった…
見せる間もなく…収集がつかなくなった
ただ……
その日の私の仕事はと言うと
攻撃を受けにいっただけの事😅
内容を要約すると〜
とにかく🤔
私はサッカー部には必要ない
それだけの事だった
理由?
私の格好 行動が気に入らないとの事
自分自身の事は全く見えていない
当時の私の思考はこうだった…
可笑しくないか?
部活の改善の話し合いならまだしも…
私が気に食わないと?
可笑しくないか…?
ただ……
少年達が目一杯楽しみ
目一杯 長所が伸びて
個性に自信が持てて
強固なチームワークからの結果が出て!
個々の夢への飛躍になれば…
それで良くないのか……🥹
それが……最高の喜びだと!
見守るのが親やないのか⁉️😭
意味わからん……
マジでわかんね……
最下位のチームが半年で最上位になった
それだけで良しと思わんのか…❓
心の中で毒をつき…
その当時 未熟な私は…
哀しみの中 通じないと思うと
言葉がなくなり
そのまま帰った
話し合いの場にお兄の父親の姿は無かった…
後に……
それが…とんでもない
大きな問題に繋がるなどと😅
その時の私には 予想もつかなかった😅
話は変わるが〜
最近…こんなTV番組が放映されている
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83172569/picture_pc_37d4fe1588eeb6e1de8a916268d58554.png?width=1200)
「アオアシ」と言うサッカーの物語
お兄と私は夢中でみている🤭
あの頃の小さな少年はここでこうして
立派な大人になり
テレビを見ながら
楽しそうに解説をしている
全くサッカーを知らなかったはずの🤞
運痴の私とお兄は 週に一回
この時間サッカーについて
かわゆい対談を楽しんでいる
滑稽だ🤣
私もお兄も……
あのころの仲間と被せながら思い出話をする
本当にサッカーを愛していた
みんなを愛していた……
という事だね☺️
話はテレビから一旦離れる🧐
怖い怖い 父兄との話し合いの後
数週間 わたしは家にこもった
ある日曜日の事
携帯📱音がなる お兄からのLINEだった
「RYU(仮名)が足を怪我した」と
😱「たいっっっへんっ!‼️」
着の身着のまま…弟に試合会場への
近道を聞いて車をかっ飛ばした……
「RYUが!壊れたら大変!
換えがいない!急がなきゃ‼️」
ギリギリ のメンバー
替えのきかない
スタメンドンピシャ部員チームのリスクだ
雨上がりのぬかるみ…
スカートの裾を両手でまくりあげ
サンダルでぇ〜走る🏃♂️
⚠️(😅こんな事が反感をかうのだろ💦)
今なら分かる🤣馬鹿っぷり〜
多分…(普通)の常識からしたら
私の動きですら(非常識)に値してたのか💦
あの頃はADHDだと本人(私の事ね)
ま〜ったくもって気づいておらず🤣
なぜ大人はみんな怒るのか…
何故そんなに私を見てイラつくのか
至ってノーマルだと認識してたからぁー
解らないんだから仕方がない😅
遠くからチラチラ私の姿を確認する
スタメン皆の視線がまたもや嬉しくなる☺️
?ん???😳
「さぁ〜!アップするぞお〜⤴️」
私をみつけ…
白々しくアップを始める
ニヤニヤ😏ニヤニヤ
どの子を見てもニヤニヤ ニヤニヤ…
「ねえ!RYUが故障したて…?」
「え〜そうなの?知らな〜〜いっ😁」
「誰か…そんなこと言ったかぁ〜〜?」😂
「知らねえ〜〜誰も怪我してねえし…」😁
「誰よ!デマ流したのぉ〜〜😁」
「誰やぁ〜〜⁉️さっ!アップup」😆
「RYU〜お前かぁ〜?」😁
「知らんし…😏 さっ!アップup!」
可愛すぎる少年たちのぶっきらぼうに
涙が🥹込み上げた…
コーチまで わざとのように
「amuさん!背中が重いんですよねえ〜
ここで少し治して貰えますか〜?」
「はい?😅ここで?コーチをケア⁉️」
「父兄が見てますけど…目立ちますが…」
「構いませんよ…ここでお願いします!」
ほんの少しの時間だけ……
泥まみれの皆の後ろに居れた
「アオアシ」を見る度に 今も
みんなの姿が鮮明に思い出される
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83175821/picture_pc_29c90779885ffc8d5a3bb20a324f152f.png?width=1200)
何度も蘇る あの頃のみんなに会える時間…
私が関わった最後の試合の
早朝の出来事…
電話がなる
るるるるるるる🎶
コーチからだった
「amuさん!
RENT(仮名)が栄養失調と診断されてまして!
試合に出るのが難しいのです!
1発で動けるもの!
なんでも良いです!
気休めでも良いです!
amuさんの思うもの!何か…RENTの為に
持ってきてみて貰えませんか!
最後の試合です!
どうしても!
1戦でもRENTを出してやりたい!」
私が選んだものは…
1個のおにぎり🍙でした😌
思いを込めて……にぎった……
試合会場に到着する
問題は 彼のお母様の目をくぐりどうやって
彼におにぎり🍙を渡すか……
私は攻撃を思い出しビクビクしていた…
すると🥺
お兄が私に近づきささやく
「お母さんが離れた!トイレに行った 今だよ」
すると……
残りのメンバー全員が 楽しそうに
ワイワイ言いながらRENTの周りを囲み
ジャレあうふりをして
おにぎりを渡し食べさせていた…🥹
彼らに見る初めての
穏やかであったかいチームワーク……
それが 最後の試合にも現れた…
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83176907/picture_pc_48ef9af457cbb1bdc17465394d4095ab.png?width=1200)
強豪チームとの接戦
同点に持ち込み残り時間わずかの時
コーチがタイムをかけた
ラスト5分 体調不良のRENTを投入
ゴール率の高いエース ストライカーの
RYUにラストのボールが渡された…
その時😳……
RYUはRENTにラストのボールをパスしたのだ
(工エエェェ(´д`)ェェエエ工)
緊張からRENTは見事にホームランを打つ😅
ピーーーー‼️試合終了⚽️
結局
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83178886/picture_pc_e0e32ccefef501cb0f5447a2a373dec2.png?width=1200)
PK戦になり試合には負けた…
コーチは私に言った😌
「最っ高の試合でしたよ…
あのRYUが最後のパスをRENTに渡した
RYUがゴールしたら勝ってましたね
勝つ事よりも もっと素晴らしいものを
見れた気がしました」
「amuさん…
貴女は僕に待つことを教えた
信じて待つ事は本当に難しい…
僕は 勝つことにこだわり教えてきたんです
もしかすると…
あいつらの様に楽しんだ先に
本物になる可能性が出てくるのかも知れない
とさえ思うようになりました
ありがとうございます…
お疲れ様でした😌」
忘れられないひとコマの映像がある
会長の息子である副部長が
最後……
両親の姿がない時間
私にケアをしてくれとぶっきらぼうに
声をかけてくれた
両親の姿が見えたきり……
「もう大丈夫……」と
サッとたちあがり去っていった…
思春期の少年のお互いの大人への配慮
ピュアで繊細な優しさが心に残る…
そっと……
成長を見てくれればいいのに……
あんなに優しい皆のことを……
そっと……
見ててくれたらいいのに……
あの頃の私は
一つ一つの出来事に
いちいち大きく反応し〜
それを言葉に出来ないで溜め込んでいた…
だから余計に苦しく
疲れ切っていた😌
未熟者であります…うふふふ
彼らとのエピソードは本当に多かった…
全てをここに語りたいほど…
一生忘れることの出来ない日々をくれた
素敵な少年との出会いに感謝する
今は……
あのころのハプニングさえ
大切な学びであり
その事があったからこそ
思い出は一層輝き続けれるんだと感じる
「さよなら…」と涙いっぱい貯めて
帰った夕暮れを忘れることはない…
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