第67回宇宙科学技術連合講演会で発表しました【発表3件】
富山県富山市からこんばんは!amulapo(アミュラポ)です。
2023年10月16-20日に開催された「第67回宇宙科学技術連合講演会」でamulapoからは共著も含めて3件の発表を行ってきたので、その様子を報告いたします!
宇宙科学技術連合講演会って?
宇宙科学技術連合講演会は日本航空宇宙学会が主催する日本最大級の宇宙に関する講演会です。今年で第67回を迎え、1000名を超える参加者が募りました。
毎年日本国内の各地で実施されるのですが、今年は富山県富山市での開催となりました。
ノーベル物理学賞受賞者も!
講演会の会期中には、各セッションの講演のみならず特別講演などのプログラムも開催されました。今年は富山市に自宅を構えるノーベル物理学賞受賞者、梶田 隆章先生がご来場され「宇宙の“森羅万象”」をテーマに講演をされていました。会場の聴講者は梶田先生のニュートリノの研究を通して語られる宇宙の謎への挑戦の面白さや奥深さに聞き入っていました。ほかにも様々な講演会があり、講演会参加者でなくても一般の方でも参加できるものが様々用意されていました!
発表の様子
今回、amulapoからは共著も含め3つ成果発表をさせていただきました。
簡単な概要を共有します!
2R05 「鳥取砂丘を利用した月面実証フィールド構想」
著者:○田中克明,鈴木大輔,竹花佳祐,松広航,日高萌子(株式会社 amulapo)
鳥取砂丘を舞台とした産官学で進める月面関連の活動について発表しました。2023年7月に新しく月面実証フィールド「ルナテラス」が鳥取に完成し、鳥取県での月面開発が加速していることや、研究者が利用可能なデータや月面開発に向けた利用について紹介しました。
1A15 拡張現実感(AR)を用いた模擬宇宙体験システムの開発
-第1報 スマートグラスを用いた夜の鳥取砂丘の月面体験-
著者:○松広 航,野田 一輝(株式会社 amulapo・早稲田大学大学院), 畠山 祥,田中 克明,日高 萌子(株式会社 amulapo)
現在amulapoで一般向けにも展開しているスマートグラスを用いた夜の鳥取砂丘の月面体験「月面極地探査実験A」について発表しました。特徴点のない鳥取砂丘に工学センサを使えない真っ暗な夜という環境で自己位置を失わずにCGを描画するシステム開発について紹介しました。
2R02 産業廃棄物処理から考える月面サーキュラーエコノミー
著者:○植田健(日本サニテイション株式会社),田中克明,今村翔子(株式会社 amulapo)
月面上に残された人工物をどのように処理していくかという課題に着目し、
将来の月面での資源循環を考慮した「月面サーキュラーエコノミー」についての検討について紹介しました。月面上での人工物の利活用について日本で60年以上にわたり産業廃棄物収集運搬処理事業を行っている日本サニテイション株式会社の観点から考察し、今後の取組についての構想を紹介しました。
他にも・・・
インターン生の畠山祥君もポスター発表で参加していました!
最後に
今回は第67回宇宙科学技術講演会で参加した様子を紹介しました。宇宙エンタメを手掛けるamulapoですが、メンバーは様々なアカデミックなバックグランドを持つ若手の研究者集団です。
来年は姫路で開催予定とのことなのでまた新たな成果を発表したいと思います!
最後に、今回学会でお世話になった皆様もありがとうございました!!また次回は姫路でお会いしましょう!!!
amulapoの今後の活動はSNSで告知しますので、ぜひフォローいただけたら幸いです。これからも、少しでも多くの人に宇宙を身近に感じていただける取り組みを実施できたらと思います!
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