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旧時代ノートPCたちをLinuxで蘇らせた
レッツノート(Intel第七世代)をメインに使っていますが、12.1型ディスプレイに解像度1920×1080(または1680×1050)の画面を見つめすぎて目を酷使してしまいました。
型がだいぶ古くて今まで眠らせていたノートPCは15型ディスプレイのため、改めてこれらを使ってみようと思い、最近のLinuxを入れました。
dynabook Satellite B553/J
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スペック
CPU: Intel i5-3230M
GPU: 内臓チップ
RAM: 8GB
無線LANが機能していない(?)、もともとWindows 10が入っていたジャンク品。
Linuxインストールを有線LANで行った後、USB無線LANドングルを差してWi-Fi環境でも使えるようにしました。
OS: Gentoo Linux + (MATE / Cinnamon)
Gentoo Linuxとは(以下、生成AI)
Gentoo Linuxは、ソースコードからソフトウェアをコンパイルすることを重視したディストリビューションです。これにより、ユーザーはシステムを高度にカスタマイズでき、パフォーマンスや最適化を最大限に引き出すことが可能です。ポートツリーというパッケージ管理システムを使い、ソフトウェアのインストールやアップデートを管理します。また、Gentooはローリングリリースモデルを採用しており、最新のソフトウェアが常に提供されます。高度な設定が求められるため、初心者には難易度が高いこともあります。
公式ハンドブックを見ながらインストールに四苦八苦しました。実際、非常に難しかったです。時間も軽量ディストリビューションなら20分程度のところ、Gentooは最小限のデスクトップ環境を構築するまでに3~4時間かかりました。
ですが、デスクトップ環境のMATEとCinnamonを入れた時点でパッケージ数934と、ある意味「軽い」ディストリビューションと言えそうです。第三世代Core i5でも十分使えるかな…?
HPノートPC(型式不明)
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スペック
CPU: AMD E1-6015 APU
GPU: AMD ATI Radeon HD 8240
RAM: 4GB
マシン情報で機種名すら出ないほど昔のノートです。放ったらかしすぎてバッテリーはおろか、時計を記憶していたCMOSも飛んでいたほどです。
Intel CPUではないので性能比較が難しいですが、メイン機を入れた3台をPassmarkのスコアで比べると下記リンクのとおりです。だいたい6:4:1ですね。
ストレージもHDDで、読み書きの速さは全く期待できません。ただ、これでも発売当時はWindows 10が入っていました。
OS: Arch Linux
いかにLinuxといえど、主流のUbuntu, Debian, Fedoraではライブインストーラの挙動すら怪しいです。
Arch Linuxを入れる前には、人気のある軽量ディストリビューションのLinux MintやMX Linuxも入れてみました。しかし、いっそ最新バージョンのアプリがどれだけ使えるか試そうと、インストールに(だけは)慣れたArch Linuxを入れました(ただしarchinstall)。
インストール時間は体感的に30分くらいだったでしょうか。メディアからインストールするLinuxよりもだいぶ短くすみました。MintやMXでは、インストール後のアップデート待ち時間が非常に苦しかったです。
まだまだ活躍してもらう
いずれもネットサーフィン、動画視聴、文書作成を行う分には問題のないノートPCです。この位しか用途がないので、もう数年は持っていただきたいものです。ですがまずは1か月くらい継続して使ってみないと……すぐOS入れ替えるのが趣味になってしまったので……。