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【不妊治療】これまでの流れとTRIO検査を経て思うこと

今回は私がやっている不妊治療のことについて、
少し話そうかと思います。

私のこれまでの不妊治療の流れ

・2023年まで(36歳まで 12月に37歳になる)
自己流でタイミングをとり、
「1年以上」妊活を続けるが、妊娠せず。

・2024年2月~4月(37歳)
近所のレディースクリニックで、不妊治療開始。
人工授精を「2回」行うが、妊娠せず。

・2024年5月(37歳)
あと少なくとも「2回」は人工授精をやってから、
体外受精へステップアップしたほうがいいと医者に言われたが、
確率が高いほうを早めにやったほうがいいと思い、このタイミングで、不妊治療の病院へ転院。

※なお、この決断をした経緯として、
1回あたりの妊娠確率が、サイトによってまちまちではあるが、

人工授精:5~10%
体外受精:25%~30%


という内容だったことから、
実際にどのくらいの確率なのかを 「体感」で理解するために、
中の見えない袋に「白い綿棒」と「黒い綿棒」を入れて、
「くじびき」の検証してみたことが大きい。

「黒い綿棒を引く=妊娠」とし、
毎回綿棒を減らさずに、同じ数で引き続けた場合、

人工授精(5%とした場合)
白い綿棒 19本:黒い綿棒 1本
→黒い綿棒を引くまでに引いた回数=約25回

体外受精(25%とした場合)
白い綿棒 3本 :黒い綿棒 1本
→黒い綿棒を引くまでに引いた回数=約5回

上記となり、明らかに体感として、
人工授精で妊娠することは時間がかかりすぎる・・・
と把握したので、体外受精に切り替えた。

この検証は、神頼みで盲目になりがちな部分を、
現実的に直視できる方法なので、
個人的にはやってよかったと思っています。

・2024年6月(37歳)
神奈川で有名な不妊治療の病院へ転院し、
感染症などがないかなどの、
事前チェックを受ける。
(準備期間)

・2024年7月(37歳)
1回目 採卵(1回目)&移植
「3個」採卵し、「1個」を新鮮胚移植で移植
「2個」を胚盤胞まで培養&凍結
(このときはどちらも胚盤胞まで育つ)
→妊娠せず

・2024年8月(37歳)
2回目 胚盤胞移植
→妊娠せず

・2024年9月(37歳~)
3回目 胚盤胞移植
→妊娠せず

※なお、私の通っている病院は、
グレードを独自のグレードで管理しているため、
ここには記載していませんが、
2個目、3個目どちらも、そんなに高いグレードではなかったです。
(移植はできるけど、ものすごく良いという感じではなかった)

・2024年9~10月(37歳)
遺残卵胞があることから、
体調を整える期間として、
ピルを飲んで1周期お休み

・2024年10月末
採卵(2回目)
「5個」採卵し、うち「2個」が空胞、
「3個」培養したが、
結果「1個」のみ胚盤胞になる。
(過去の卵より成長スピードが速いので良い卵とはいわれた)

・2024年11~12月(37歳  12月に38歳になる)
4回目 胚盤胞移植
→妊娠せず
(なお、妊娠判定日が自分の誕生日だったため、
 こんな仕打ちありかいな・・・と、ものすごく荒れた誕生日になる)

そして、上記の4回目がダメだったときに、
初めて「2個移植」と「TRIO検査」の案内を受ける。

なお「TRIO検査」というのは、
下記の3つの検査が、セットになっているもの。

・ERA検査:
子宮内膜が着床に適している時期を特定する検査
(いわゆる「着床の窓」と呼ばれるものが、いつなのかのチェック)

・EMMA検査:
子宮内の細菌の種類や量を測定する検査
(「ラクトバチルス」などの乳酸菌が豊富にあるかのチェック
 乳酸菌がいっぱいだと、居心地がよい子宮で妊娠しやすいらしい)

・ALICE検査:
子宮内膜に炎症を起こす病原菌を検出する検査
(妊娠しにくくなる悪い菌がいないかのチェック)

そしてお値段、15万。自費です。。
ただ、先進医療なので、
市によっては、申請すれば助成金が出る可能性あり。

保険でできる回数もあと「2回」しかないのと、
ここまでやっても、
正直全く妊娠できる気がしなかったので、
やれるものは全部やるとして、
どちらもやりたいと伝える。

2024年12月末
採卵(3回目)
(TRIO検査の前に、まずは移植できる卵を確保してから、ということらしい)

「3個」採卵&培養したが、
結果「1個」のみ胚盤胞になる。
(本当は次のタイミングで「2個」移植したかったが、もう1個採取して2個にする場合は自費になってしまい、さらに移植も自費になるらしいので、断念)

・2025年1月(38歳)
TRIO検査のための周期。
毎日おなかにエストラーナテープとかいうものを貼る。
これがなかなかめんどくさかったし、
ミスると検査が正確にできない可能性もあるので、地味に大変だった。

そして検査当日、子宮内膜を採取。
ネットでは痛いって声もあったけど、
個人的には痛くなかった。
(採ったあとに、生理痛みたいな重い痛みは少し続いたけど、採卵の痛さに比べたら「今採ってるの?」レベルだった)

検査結果までは、特に何もなく、
久しぶりに薬漬けにならない快適な日々を過ごす。

(この期間がかなりよかった。
妊活していないことが、こんなに自由で快適なのかと感じ、子供がいなくても人生楽しく過ごせるかもしれないとか、子供がいる人へのひがみが少し和らぐなど、考え方が変わるきっかけになった気がする)

・2025年2月(38歳)
TRIO検査の結果がでる。

なんと、ERA検査(着床の窓チェック)と
EMMA検査(乳酸菌などの菌がいるかのチェック)、どっちもひっかかった。

結果として、
着床の窓のほうは、なんと「2日」もずれていた。

そして、菌のほうだが、
悪い菌もいないが、
良い菌もほとんどいない状態らしい。
(そのため、悪い菌のチェックであるALICE検査のほうは問題なし)

現状、子宮環境をよくし、
着床や妊娠に効果があるといわれている
「ラクトバチルス菌」がほぼいない状態とのことだった。

この検査がどこまで科学的根拠があるかはわからないが、
そりゃこれだけずれていて、
子宮内環境もそんなによくない状態で、
一般的なタイミングで移植しても、
妊娠はしにくいだろうな・・・と感じた。

検査結果を聞いた後は、
さっそく次の生理までの間、
ラクトバチルスを増やすための膣錠を使用していくことになった。
(いまココ)

そして3月末ごろ、5回目の移植を予定している、
という感じです。

これまでの流れとTRIO検査を経て思うこと

結果論になっちゃうのですが、
TRIO検査、もう少し早めにやってもよかったかなと思っています。

確かに確率的には、
ものすごく悪い卵でもなかったので、
3~4回移植して、
それで妊娠する可能性も大いにあるし、
それで妊娠すれば、
自費15万なんて払わなくてもよくなるわけだし。
TRIO検査したからって、確実に妊娠につながるわけでもない。

ただ、私はこの妊活中は、
正社員に就くのをやめ、
貯金を切り崩して短期集中でやっている状態なので、

もし、最初にTRIO検査をやって、
自分の体質を理解できている状態で、
4回までの卵を移植できていたらどうだったんだろう・・・
と、やんわり思ってしまう自分もいる。

それこそ、人生の時間で考えたら、
その妊活期間の時間で稼げた
お金もあるだろうし、
もし、ズレや子宮環境を整えることで、
4回も移植せずに妊娠できていたら、
4回までにかかった不妊治療費は不要になるので、
むしろ15万の自費を最初に払うほうが安くつく可能性だってある。

せめて4回目を移植するときのタイミングで
検査できてたら、
保険治療の残りを、もう少し悔いなく全力でやれたのかなあとは思う。

15万は確かに高い。
冷蔵庫買えるじゃんって散々言ってた。
でも、個人的には問題が見つかったからだろうけど、やってよかったと思っている。

理由としては、これで対策してダメなら、
もうしょうがない、って気持ちになれたから。

少しでもわかる範囲で原因を見つけて、
落としどころをみつけて、

子供ができようができまいが、
自分の人生を前向きに、
1歩でも、半歩でも、進めるようにすることが、

不妊治療で盲目になって、苦しくて苦しくて、
悲しみの底に落とされないようにするために、
必要なのかもしれないなと思いました。

この記事が、少しでも何かの役に立てば幸いです。

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