トビタテ2次面接審査ってどんな感じ?高校生コース8期が教えます。
前回に引き続き、トビタテ留学JAPANの審査突破のコツについて書いていこうと思います。個人的な主観なので、そこらへんはお許しください🙏
書類審査を勝ち抜いたあなた!まだ書類書いてる途中だけど、面接の内容を知りたい向上心のあるあなた!
トビタテの面接ってどういうことを聞かれるのか気になりますよね。
これからトビタテの応募する方のための記録として、私が実際に受けたトビタテの面接の様子について話していきます。
準備編
トビタテの面接は
という構成になっています。
面接日は各会場ごとに違うのですが、面接日が早い順に書類審査の結果が届いていたようです。
私は、面接日が遅かったので書類審査の結果が来たのは3月の末でした(29日とかギリギリに届いたと思う)
面接日が4月16日だったので、2週間弱で10分のプレゼンを考えなければいけませんでした。
まず、書類審査に合格したと聞いたその日のうちに、改めて自分の書いた書類を読み込んで、大事だと思うことを紙に書いてみました。
その後、面接官に書類の内容について1から説明する気持ちで、スライドを作りました。
台本から書いてそれを基にスライドを作るのもアリだと思いますが、私はスライドから作る方がやりやすかったので、自分のアイディアが出せるような手段でやり始めるのがいいと思います。
私はパソコンのcanvaというサービスを使ってスライドを作成しました。
canvaは、ソフトをインストールしなくてもプラウザから無料で使えるのでめっちゃ便利です!
あまり技術がなくてもパワポよりいい感じに仕上がります。
実際に私が作ったスライドが
こんな感じです。
※これはトビタテ合格を目指す人に向けて公開しているので、丸パクリなどはやめてください🙏
まずはタイトル。私は某テレビ番組のタイトルをオマージュしました。
自己紹介。
危機感を煽るようなフォントや色にして、日本の現状の厳しさを表現しています。
あと、データを提示するときは、必ず誰の調査を引用したものなのか表記しましょう!
たいていのプレゼンは
問題提起→やりたいと思った動機→計画→まとめ
という構造が多いと思うのですが、私はインパクトを持たせたかったので
問題提起→計画→動機→まとめ
と、動機をあとに持っていきました。
プレゼンをパソコンで作った後は、それをカラー印刷して画用紙に貼り付けます。
パソコンでそのまま表示してプレゼンしてもよかったのですが、不測の事態に備えて紙にしました。
先輩トビタテ生も、控室にいた子たちもみんな紙で説明していたので、それがスタンダードなようです。
全部の台本を覚えるのは大変なので、画用紙の裏に台本を切り貼りして紙芝居式でチラ見しながら発表しました。
一通りプレゼンができたら、学校の先生にお願いして、英語の先生2人、担任の先生2人、校長先生に聞いてもらいました。
質疑応答の対策もしてくれて、実際の面接よりも厳しい質問が飛んできたり😭
その分鍛えられたので、本番は余裕を持って面接に臨むことができました。
当日編
当日は、気合入りすぎて面接時間の3時間前に会場周辺に到着しました。
そこから、近くの公園でひたすらプレゼンの練習をしていました。
周りから見るとずっとぶつぶつ喋っていて変人みたいに見えたかも……
でも、『少し変わってるくらいがトビタテに受かりやすい』とネットで見たので、大丈夫!変な子になりきろう!と思ってずっとやり続けてました。
会場では朝から面接が始まっていたようですが、私の面接時間は13時ごろだったので余裕がありました。
そして、集合時間(面接時間の30分前)になり、ついに建物の中へ。
案内板に従って面接会場のフロアに上がると、すぐ受付があって、ネームプレートを渡されたような気がします。(もう忘れかけてるので違うかもしれない)
その後、控室に案内されました。
控室ではトビタテ運営の方が、「リラックスしてね~足伸ばしていいよ~」と優しく言ってくれて気持ちがほぐれました。(控室は畳でした😊)
面接、と聞くと怖いイメージがありますが、全然怖くなかったです!
やっぱり先輩トビタテ生が言っていた「トビタテの面接は落とすためのものじゃない」ということは正しかったんだ!とちょっと感動しました。
控室では、10人~20人くらいの子がいて、みんなプレゼンの練習をしていました。
そこで、向かい合うように座っていた子が、私と同じ幸福度というテーマで、同じフォルケホイスコーレという学校に行くという内容でプレゼンの練習をしていて
「やばい!内容かぶった!この子が受かったら私落ちちゃうかも」
と軽くショックを受けましたが、その子も私も無事受かって事前研修会で再会できたのでオールOKです。
時間が来ると、面接をする部屋の前の椅子に座って待つように言われました。
待っているときに、部屋の中から
「留学の目的が英語だけ、というのは理由が弱い。トビタテでやる意味はあるの?」
という面接官の声が聞こえてきてめちゃくちゃビビったのを覚えています。
広島会場では、面接する部屋がたしか4つくらいありました。
中に入ると、生徒1人ごとに2人面接官がいて、それが3ブースあるような感じでした。
私はドアのすぐそばのブースに案内されました。
面接官の方の声がさっき中から聞こえた声と同じように聞こえたので、もう内心ドッキドキでしたが、気を紛らわせるためにめちゃくちゃ喋りました。
「もうめっちゃ緊張してるので、さっきロングブレスしてました~」
って言ったら面接官の方も笑ってくれました。
想像とは違って、プレゼンの途中も「うんうん」と頷きながら話を聞いてくれて、とても私を理解しようとしてくださる面接官の方々でした!
質疑応答のときも尋問のように尋ねるのではなくて、本当に興味を持って聞いてくれる感じがありがたかったです🥰
質疑応答で聞かれたこと&私が答えたこと
1つ目。
「どうして幸福度ランキング1位の国に行くんじゃなくて、2位のデンマークに行くの?」
「デンマークは年によっては幸福度ランキング1位になったりするし、常に上位にいる。デンマークは教育と幸福度が結びついていると言われていて、私はそれを探求するために行きます」
「へえ、なるほどなるほど、そういうことね」
2つ目。
「これは面接を受ける人全員に聞いてるんだけどね、留学期間をどんな風に使いたい?例えば、この期間にこれをやる、とかね」
「まず、最初の1か月は学校での生活に慣れて、生徒としてデンマークの教育について肌で感じたり、先生や同級生にインタビューをします。
その後、10月10日のメンタルヘルスデーのイベントの準備に時間を使います。その後は近隣の中学校を回って、授業を見学させてもらったりアンケートしたりしたいと思います」
3つ目。
「自分の通っている学校でアンケートをしたとき、幸福度は高いけど自分に自信がある子は少ないという結果が出たとプレゼンで言っていたけど、それは矛盾してるように見えるよね。なんでかなーとか自分の中での考察とかある?」
「スライドには載せきれなかったんですけど、別の質問で、
『どういうときに幸せを感じるか?』
という質問をしました。その回答が、
『推しを応援しているとき』『犬や猫と触れ合っているとき』『友達と話しているとき』
など他人を通して幸せを感じているという傾向がありました。
だから、自分に自信がなくても他人と関わることによって幸せを感じられるのだと思います」
この質問は想定外だったので少し動揺しましたが、土壇場で考えたにしては結構ちゃんと答えられた気がします。
質問してください!
それを聞かれたあと、面接官が
「質問内容がこれ以上思いつかない……」
とおっしゃっていたので、
「私の今着ている服なんだと思いますか?」
と質問しました。
「実は、私は沖縄県出身で、去年から地域みらい留学という制度で広島に来ました。この服はかりゆしと言って、沖縄県民の正装です。
勇気を出して沖縄から広島に飛び立ったように、今度は日本から世界に飛び立ちたいと思います」
それを言い終わったころにちょうど時間になったので、最後に言いたいことが言えてよかったな~と思いました。
面接が終わった後
建物の外に出ると、面接を受けた子たちどうしでおしゃべりしたり、インスタを交換していたりと交流が始まっていましたが、私は絶対落ちると思っていたのでその中に混じれませんでした😭
でも、落ちそうだったとしても同じ目標に向かって頑張っている仲間としてお話しとくべきだな~と思います。
事前研修会で「面接のときに喋ったよね、久しぶり!」って言ってる子がいっぱいいてちょっと後悔しました。
合格までの流れ
4/16に面接があり、4/28の18:00ごろに学校の先生の方に速報メールが届きました。
その次の日に登録した自分のメールアドレスに同じ内容のメールが届きます。
そのメールに事前研修会の日程希望のアンケートのリンクがあるので、忘れずに答えましょう!
頑張れ!!!
1次選考を突破して、面接に臨むということは、少なくともあなたの留学計画は興味を持たれています。胸張って自分のやりたいことを堂々とプレゼンしてください!大丈夫!!
自信を持って自分の力が発揮できるように祈っています。
頑張ってください!