地域みらい留学のメリット・デメリットを現役地域みらい留学生が考えてみる。
地域みらい留学、最近参加校が増えるとともに知名度もだんだん上がってきていて、地域みらい留学オタクとしては感無量です……!
でもやっぱり情報が少ないのは不安だと思うので、少しでも知ってくださった方がさらに地域みらい留学に興味を持ってくれるように頑張ってnote更新したい(願望)
地域みらい留学の仕組みを知ったあと、やっぱり不安なのは
「実際のところどうなの?」
「メリット・デメリットってどんなものがあるのかな?」
ってところだと思います。
高校の大事な3年間を過ごす、ましてや寮生活ともなると、
「もし自分の理想と違ったらどうしよう?」「デメリットがたくさんあったらどうしよう?」
と悩んでしまう気持ちもめっちゃわかります、、
試しに『地域みらい留学のメリットデメリット』で検索すると、親から見た体験談がヒットしました。
でも、現役地域みらい留学生の体験談はなかったので、じゃあ私が書いたろ!と思って今に至ります。
あくまで加計高校の場合、あくまで私の主観なので、全部がこうってわけではないですが、参考程度に流し見してください🙇♀️
まずはデメリットから!
デメリット
1.中学校までの友達とはたまにしか会えない
地味にさみしかったりします。
私は転校したり、学校行かない時期があったりと、友達と簡単に会えない状況には慣れているんですけど、それでも夜にふらっと地元の友達の顔が浮かんで会いたいなって思うこともあります。
2.急にマック食べたくなっても食べられない
何気に一番困るのはこれ!!!
人間だれしも突然ジャンクフードが食べたくなるときあると思うんですけど、地域みらい留学を受け入れている高校の周りにはないことがほとんど。
突然マックが食べたい発作が出たときは、叫びながら耐えるしかないです。
3.秋になるとカメムシ大量発生
夏は案外虫が出なくて、「あれ?田舎って言っても案外虫いないんだな」と思ってたんですけど。。。
加計高校のある安芸太田町の本気は
ここからでした。
秋になると、もう、わんさかカメムシが出てきて!!
生きてるのはもちろん、死体までもがそこらじゅうに転がっている感じ。
めちゃ虫苦手なので
半泣きで地元生に助けを求めてました😭
でも、寮は新築だからか、部屋の中に入ってくることは少なかったのが幸いでした。
カメムシとルームシェアとか絶対耐えられん、てか入ってくるならお前も家賃払えよ、カメムシ。
4.勉強を頑張りたい場合は自分から動くことが大事
教科によって違うんですけど、ゆっくりなペースで授業が進むことがあります。
なので、資格取得や模試対策したい人は自分から勉強する必要があるかなと思います。
でも、自分が頑張っていたら先生がそれに気づいてくれて、たくさんサポートしてくれるので頑張れる環境はそろってます💪
私は英検の過去問を先生からもらったり、友達と一緒に担任の先生が開いている放課後英語特訓受けてたりします。
担任の先生は音楽の先生なのに、英語も数学も聞いたらなんでも教えてくれるので心強いです!
5.進路
推薦や総合型選抜で進路を決める人が多い(らしい)ので、出席日数にも気を付けたり課外活動に積極的に参加したりすることが大事……かも。
ちなみに「体調悪くなりがちで出席日数心配……」って人も課外活動とか内申点で挽回できると思う!たぶん。
6.とにかく遠い
ある程度は予想できてるとは思いますが、とにかく遠い!
市内に遊びに行こうと思ったらバスで片道2時間はかかりますし、帰省のときは朝の8時に出発しても17時にしか実家に帰れない、なんてこともあります。
あと、雪で交通機関がストップする可能性もあるので油断できないです。
私は冬休みの帰省のとき、大雪警報でバスが止まってしまってめっちゃ困りました。
最寄りの駅まで先輩のいとこに送っていただいて命拾いしました🙏
本当にありがとうございます!
(最寄り駅まで普段は車で1時間くらいなんですけど、この日は雪道だったので2時間かかりました)
7.帰りたくても帰れない(ホームシック)
私のいる寮は閉寮期間以外の日にも、帰省届を書けば帰れるんですけど、実家までの距離が遠かったりするとなかなか帰れません。
私はあまり帰りたいと思ったことがないので寂しいって感じはなかったんですけど、友達は最初のころ、「これからの3年間、数えるほどしか親に会えないんだ」と思うとホームシックになったらしいです。
メリット
ここからはメリットについて話していきます!
1.友達とめっちゃ仲良くなれる!!
中学校時代、転校したあとクラスに友達がひとりもできず、ぼっち生活を送っていた私にも、寮生活してると友達できました!
地域みらい留学してる子っていい子が多い(当社比)ので、最初からみんな仲良くしてくれるんですよね。そのあとそのまま仲いいままでいられるかは相性次第だけど。
あと、寮生活してると普通より長い時間を過ごす分、深夜テンションで盛り上がったり、深く話し込んだりするので、めっちゃ仲良くなれます!
私、友達に死んでも弱みとか見せられない人だったんですけど、寮では取り繕っていられないので、もう今ではじゃんじゃん弱み見せまくってます。
(逆に弱みを見せた方がみんなに好かれる気がする)
あと、ノリとかも全然わからなくて無意識に場を凍りつかせるのが得意だったんですけど、寮生活してると改善されてきた気がする……
だからコミュ障でも内気でも大丈夫だと思う!
2.課外活動や授業で特別な体験ができる!!
加計高校には、国際交流のイベントの企画をする生徒主体の組織・おもてなし隊や、主に木曜日の放課後に活動するミライ探求プロジェクト、ボランティアなどたくさんの課外活動があります。
おもてなし隊は、国際交流のイベントを企画したり、学校に来てくださった外国の方を案内したりする生徒主体の組織です。
おもてなし隊に入ると、外国の方と話す機会が増えたり、イベントを運営する側の体験ができたり、めっちゃ楽しいです。
ミライ探求プロジェクトは複数のチームがあって、チームごとに分かれて活動しています。
菊芋パウダーの販売を行う菊芋チーム、
医療従事者に感謝を示すブルーライトアップや、献血などのイベントを企画しているメディカルチーム、投票率アッププロジェクト、
釣り堀カフェプロジェクト、校則見直しプロジェクトなどがあります。
私は投票率アッププロジェクトと校則見直しプロジェクトに参加していて、春にある選挙に向けたイベントを企画中です!
こういうのって、私の地元の高校にはなかったので、すごく新鮮でした。
あと、こういうのどう?やってみない?って提案してもらえる機会も多くて、加計高校は他の高校よりもチャンスがもらえる学校だと思います。
3.健康になれる
地域みらい留学をしてから、もう見違えるくらいに健康になりました。
中学校のときは、持病の起立性障害とうつ病で、午前中学校に行くので精いっぱいだったんですけど、今ではなんとか毎日学校に行けてます。
(よく体調崩して休んじゃうけど、まあそれは仕方ないです)
あと、近くに川があるから水が綺麗なのか、ストレスがたまらなくなったからか、肌荒れもちょっと良くなりました。
4.四季を楽しむことができる
春には桜、夏には海もしくは川、秋には紅葉、冬には雪!
地域みらい留学の受け入れ校の周りには、いつでも自然がいっぱいです。
私は沖縄県出身で、日本の四季を体験したことがなかったので、地域みらい留学先の自然にはいつも感動しっぱなしです。
都会から来た友達も、「こんなに雪が降るとは思わなかった!」とびっくりしていました。
5.自立できる
寮生活をしていると、部屋の掃除や洗濯ができるようになります。
そのうえ、私の寮は昼食の提供がないので、お弁当を作るようになりました。料理がこの世で一番苦手なので、今でも焦がしたり失敗したりしつつですけど……
あと、私、もともとすごくおおざっぱで部屋もあんまり綺麗じゃなかったんですけど、友達に断捨離手伝ってもらって、今では物の少ない綺麗な部屋をなんとか維持してます。
周りの大人や友達に助けられながら、だんだん自立していってる気がする!
6.周りからいい影響を受けることができる
これは完全に、周りの人がすごいからこそなんですけど、地域みらい留学してから先輩とか友達のおかげでモチベがあがってます。
いつも気さくに絡んでくれる先輩が活躍してる姿見ると、「すげえ……私もこうなりたい!」って思ってやる気が出ます。
同じタイミングで入学した同級生が副部長として部をまとめていたり、生徒会やおもてなし隊で仕事をこなしているのを見ると私も頑張らないと!って思います。
私がおもてなし隊とか投票率アッププロジェクトとかSNSとかいろいろやってみてるのは、先輩や同級生の影響です🙌
7.とにかく楽しい!!
友達と宮島旅行に行ったり、
市内に出てマルシェをしたり、
文化祭で風船を飛ばしたり🎈
寮で友達とふざけたり、
雪で遊んだり、
ほんと毎日が楽しいです!
まとめ
地域みらい留学には書ききれなかった細かいメリット・デメリットもあります。入ってから想像したことと違って「こんなんだったの!?」ってなることは正直何回もあると思います。
でも、そのデメリットを上回るくらい、一つバカでかいメリットがあればかなり楽しく生活できます!(私の場合は先輩と友達がいることがメリット)
皆さんもぜひバカでかいメリット見つけて、一緒に楽しい地域みらい留学生活送りましょう!