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Tekton Pro (Adobe CC: Monotype)

Designed by: David Siedel
入手: Adobe CCに加入 or Tekton Pro ファミリーの一部を単体で購入

Adobe CCに加入したら勝手に使えるようになっていて、使おうと思ってダウンロードしたわけではないために、今まで積極的に使ってこなかった有料フォントに触れてみます。
今回は英語を含む西洋主流言語と中央ヨーロッパ言語に対応する、Tekton Proです。(2022.7.17時点で日本語の対応はなさそうです。)


手書き風な筆跡だけど崩れがないこの感じはTOEICとか共通テストとかで出題される手紙の文字に使われてそう。全体の形は縦長な印象ののサンセリフ体で、長文でも読みやすそうな感じがする。

Adobeのwebサイトによると、1989年にリリースされたのが最初で、その簡素さや綺麗さから建築や機械の設計図に相性が良く、個性的でラフなデザイン性と可読性により、文通や招待状・標識などとよくマッチするようになっているようで、TOEICとかにありそうというのは間違いではなさそう。(そういえばTOEICや共通テストなど、図表などが多い問題用紙のレイアウトはデザイナーさんが考えるものなんだろうか🤔)

:フォントファミリーについて

Tekton Proはウエイト(Light, Regular, Bold)と字幅(Condenced, Extended, Obligue)の組み合わせで、20種以上のファミリーフォントを持っています。
Adobeのwebサイトから、手軽にフォントファミリーを確認することができます。

:商用利用について

ライセンスを購入または持っていることが条件で、文字の印刷・閲覧を目的とするときのみ可能。クレジット表記が必要。

使用許諾はこちら


:フォントメーカーMonotype

このフォントを提供するフォントメーカーはフォント業界の最大手、Monotypeというところで、他にもArial, Times New Roman, Helveticaなどを提供しています。
各国の大手企業、新聞・雑誌、身近なところではWindowsやMac OSにもフォントの提供を行う取引をおこなっているようです。

フリーフォントで生きてきたかつての自分にとっては、フォントを商品にBtoBの取引をする大手の企業があるとは想像もしていませんでした。Times New Romanなんかはいっかい何の背景知識もなしに見て、ほんとにそれっぽい…!!と思った記憶があるような。なるほどやっと、フリーフォントとの違いを理解しました。

Monotypes のフォントを見てみるとフォーマルで可読性の高いものから文字ではないもの、デザイン性の高いものまで、豊富にフォントが取り揃えてあります。あまり英字でデザインする必要がある場面は多くないのですが、Adobe fontsでもっと探してみてもいいかもしれないです。

最近まで存在を知らなかったので、近々Adobe fontsの制度の整理も考えています。


甘涼


2022.7.17更新



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