【デザインつぶやき】文言
バシコマ作っててちょっと塩梅を考えるのが難しいなと思ったメモ。
一般的に見過ごされがちながら、文言のパワーに対して私はデザインよりも敏感なタチである。
例えば課題追加欄の文言ひとつでもこんなに選択肢がある。
ユーザーが何も課題を追加していないときに表示される文言を打つ時、いくつかの候補がぱっと脳内で挙がる。それぞれどんな印象を受けるだろうか。
(1) 現在登録されている課題はありません。(状態)
(2) 課題を追加してください(命令的)
(3) 「課題を追加」から課題を追加してください(命令的・指示的)
(4) 「課題を追加」から課題を追加しましょう!(勧誘的・指示的)
(5) 「課題を追加」から課題を登録するとここに表示されます!(可能)
(他に何かあるかしら?)
一橋生に対してのプロダクトで一橋生は概して真面目なので、ビジネス的な、機能の利用率を上げるだけならもしかしたら(3)の強めの指示のほうが訴求力が高いかもしれない。し、開発者の特権として、文言やデザインひとつで利用率が上がる快感を得たければそっちかもしれない。
けど基本「使いたければ使ってね」のスタンスでいたいので、(5)を選びたいと思った。
バシコマは必要とする人が使ってもらえればいいというスタンスで、私自身何よりミニマルで整理されたプロダクトが最高だと思っている
使ってもらおうと思えばいくらでもできるし、バシコマひとつでみんなが便利になれるならしたいけど、あんまり押し付けがましくなりたくないというか。。。
どちらがいいとかじゃなく、目的に応じて手段を使い分けるのだけれど、その「目的」の位置のべき論がとにかく難しいなって思ったお話。