人間ってすげえ。。
2021年6月に娘が産まれた。
私にとって初めての出産。
まさかこの私が母親になる日が来るとは、想像もできなかったなあ。
あの時の痛みとか気持ちとか、忘れたくないのでここに残しておく。
周りより比較的早くに結婚したけど、子供が欲しいからという理由ではなかった。
結婚したからといって、「THE・新妻」みたいなことはしなくて(というかできなくて)、普通に独身の時と変わらず朝まで飲み歩いてた(笑)
今となって振り返ると、旦那さまはよく許してくれてたよなあ…
そんな私がある日突然母親になった。
検査薬で陽性が出た時、自然と笑みがこぼれた。
トイレの中で一人、ニヤニヤが止まらなかった。
ここに赤ちゃんがいる、旦那さまに言ったらどんな反応するかな?
ニヤニヤ、ニヤニヤ。
ああ、私、赤ちゃんができて嬉しいんだって気づいて、ホッとしたのを覚えている。
出産までは10ヶ月あるわけだけども、その間体の変化に追いつけず、
その他やらなければいけないことも多く、
正直母親になる気持ちの準備まではできなかった。
でも、大きくなってくるお腹に話しかける時間や、
ポコポコ、時にはドコドコ、グリグリ応えてくれる我が子や、
健診で一生懸命生きている音を聞いたとき、
恥ずかしがってなのかなかなかエコーで顔を見せてくれないとき、
小さい服を二人で選んで手に取った時間、
今まで感じたことのないような、温かい幸せをたくさん感じた。
もちろん不安もたくさん。
調べれば調べるほど不安になって、怖くなって、
悪いことばかり考えて、呼吸も浅くなってしまうほどドキドキして。
産まれてからの悪い妄想も余計にしてしまったりして。
そんな時間も、今思えば良い思い出かも。
出産前日、家族で美味しいお肉を食べに行った。
「もう出てきていいよ」って言ったその日の深夜、破水。
え、まじ?本当にこれから産まれるの?
陣痛が来るの?私生きて帰ってこれる?
軽いパニック(笑)
怖くなるのが嫌だったから、あまり出産についての知識はつけてなかった。
なので産褥パッドの取り付け方もわからず、看護師さんに驚かれた(笑)
あのいかにも分娩台!みたいなところに寝かされて、
心臓がバックバクだった。
「破水なう!出産頑張るよ!五体満足で産まれてくるのまじ祈ってて!」と、
友達や家族にラインした。
陣痛促進剤を打ってから4時間後くらいかな、だんだん痛みを感じ始めた。
旦那さまと電話してたけど、息も荒くなってきて、
助産師さんが腰あたりを押してくれるんだけど、そこじゃない感があって全然痛くて。
でもいかにもベテラン!みたいな助産師さんに押してもらった時は、
痛みの間に眠ってしまうくらい心地良かった。
いきむとか、呼吸がどうとかよくわからず、
とりあえず助産師さんに言われた通りにやった。
だんだんと汗が止まらなくなってきて、これいつ終わるの!?状態だったけど、
先生が来て周りがざわざわし始めて、もう出るよ!最後いきんで!!ってなって、「え、もう出るの!?今なの!?全力で便出す感じ!?」とまたパニックになりながらも、理性ぶっ飛ばして、きっと鏡で見たらひどい顔しながら、この世の終わりくらい叫んだ。
旦那さまの立ち会いなくてよかったと思いながら。
「目開けて!赤ちゃん出るよ!」
デュルン!
あ〜出た!出てきた!すっきりした〜!
完全に便秘だった時のアレみたいな感覚だった(笑)
小さい頭、小さい手と足、指も爪もあって、
めちゃめちゃ小さい人間出てきた。
この私のお腹の中で、最初は小さい丸っこい影だったのが、
こんなにちゃんと人間の形になったの?
…人間てすごい。
本当にすごい。すごい。すごい。すごい!!!!!
…という感じで始まった母親生活。
絶賛奮闘中でございます。
私の赤ちゃん、私と旦那さまを選んでくれて、本当にありがとう。
#2021年の出会い
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