復刻版赤ズマロンは美しい♪
Leica M モノクローム(Typ246)(以下LMM246と略す)をゲットしたもののレンズがない。そこでさっそくAPOズミクロンを、とはさすがに母堂(台湾語で「だめ」「できない」の意)なのでAPOランサー50mmF2を最初のMマウントレンズとして購入した。
さらにフォイクトレンダーを
Nokton Classic 40mmF1.4 MC VMII, Nokton 35mmF1.4 SC VMと揃えた。
実はCanon L39マウントの50mmF1.2はずっと前から所有していたのでこれをL39ーMマウントアダプターで装着し試してみた。和製ノクチといわれるあれである。
これでレンジファインダーで常用する焦点距離はまずOKなのだが、普段はあまり使用しない28mmもそろえてみようかなあ、などと考えだした。
これぞ深いMマウント沼の罠なんだろうな、と他人事のように感じつつ、どうせならここは一本純正レンズが欲しいな、とさらに生暖かい沼の甘い水に誘引された様子。
候補は現行で3つある。
Summicron M 28mmF2, Elmarit M 28mmF2.8, Summaron M 28mmF5.6(いわゆる赤ズマロン復刻版Mマウント)
わたしが常識ある人間であれば、ここはElmaritの一択あるのみ、なのだが、あいにくへそまがりらしく選んだのはタイトルからもお察しのように復刻版赤ズマロン€2600なのだった。
ElmaritよりF値も大きく暗くしかも価格も高い赤ズマロンをなぜ?
それはなにより美しさに惚れてしまったからだ。
愛に優る力はない。
結局の所、ライカMで撮影するということは、光学性能や撮影機能よりはカメラ及びレンズのモノとしての価値またそれをもつ喜びを味わう、ということなのだ。そこがライカ教の真髄だろうか?